ハイブランドに特化したECモールを4月15日に開設、ラリス

ブランドの世界観を表現し、既存ECモールとの差別化を図る

中川 昌俊

2016年4月8日 10:30

アート事業などを手がけるラリスは4月15日、ハイブランドに特化したショッピングモール「Villa Kaleidos(ヴィラ・カレイド)」を開設する。日本ではほとんど流通していない希少なブランドを取り扱う。ブランドの世界観を表現し、既存ECモールとの差別化を図る。

開設するファッションECモール「ヴィラ・カレイド」は出店型のECモール。開設時点では3社が参加し、約300点の配ブランド商品を販売する。

取り扱う商品の平均価格帯は、アウター(平均14万円)、トップス(平均6万円)、パンツ(平均5万円)、シューズ(平均12万円)、アクセサリー(平均45万円)。今後、募集する出店者にも同等の商品での参加を希望する。

ブランドが持つ価値観や世界観を壊さないようにするため、タイムセールや過剰なポイント還元などのセールは行わない。その代替施策として、会員限定シークレットセールを行うとしている。

ポイントの還元方法は他モールとは異なり、買い物でたまったポイントをモールに申請すると、提携する飲食店で利用できる割引クーポンを発行する。

アート展などを手がけるノウハウを生かしアートとの連携も行う。「ヴィラ・カレイド)」で購入した商品を、アートギャラリーで芸術作品を鑑賞するかのように額の中に表示して閲覧できるようにするほか、アート作品の紹介も行っていく。第一弾は、現代アーティストのHIROさんの作品を取り上げる。

コンテンツとして、ファッションに関連したミステリー短編小説も掲載する。 

出店プランは3種類を用意。初期登録料は1万5000円で、月額固定費は1万円から。販売手数料は5%~。

日本のブランドECサイトは安全性の面から海外からの評価が高いので、今後、海外への販売も行っていく考え。まずは初年度50社の出店、5000商品の販売規模にまで拡大させる。

「ヴィラ・カレイド」のサイトイメージ
 
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