中川 昌俊 2016/8/4 19:15

楽天はインターネットオークション「楽天オークション」を10月末で終了することを明らかにした。あわせて、「楽天市場」の出店者が出品できる「楽天スーパーオークション」も終了する。「楽天市場」出店者による利用ニーズの減少により、サービス提供を終了することにした。

楽天のフリマアプリ「ラクマ」は流通額が拡大しているため、CtoCマーケットは「ラクマ」に集約。個人や企業が出品する「楽天オークション」の終了を決めた。個人出品者は「ラクマ」に誘導、出品商品を充実させて流通額の拡大を図る。

「楽天スーパーオークション」は「楽天市場」出店者が出品するオークションで、1998年の「楽天市場」サービスの開始当初から展開してきたサービス。一時、会員を集めるためのツールとして活用され、「楽天スーパーオークション」で売り上げを伸ばすショップもあった。

しかし、出店店舗が無料配信できるメルマガが制限されるようになり、会員集めとしての活用メリットが減少。1円からスタートするオークション販売が行いにくくなったため、利用する「楽天市場」出店者が少なくなっていた。

「楽天オークション」の終了スケジュールは、8月4日に新規出品者や新規ショップの登録を停止。9月1日に商品の出品も停止し、同15日には入札、落札、商品の検索もできなくする。

10月15日を取引の完了期限とし、31日を取引代金の最終出金日にする。2017年3月10日には取引履歴も見られなくなる。

「楽天スーパーオークション」に関しても同様のスケジュールで終了する。

サービス終了のお知らせ
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