中川 昌俊 2016/9/1 19:00

消費者庁は9月1日、オークローンマーケティングがテレビの通販番組などを通じて販売するフライパン「セラフィット」に景品表示法に違反(有利誤認)する表現があったとして措置命令を出した。
 
消費者庁によると、オークローンマーケティングでは2014年9月〜2015年11月にかけて放映したテレビ通販番組で、フライパンの表面処理に「ダイヤモンドの次に硬いセラミックを使用」しているため、「コインで擦っても傷が付かず、コーティングは剥がれず」、「たとえ大量の釘を炒めたって傷が付かない」とし、「耐摩耗テスト50万回クリア」などという文句で、調理場面の映像とともに繰り返し宣伝していた。
 
ただ、消費者庁と公正取引委員会が調査した結果、フライパンの表面処理に使われている「セラミック」はダイヤモンドの次に硬いとはいえず、金属でこすった場合に50万回以下でも傷がついたという。
 
命令を受けて、オークローンマーケティングは「指摘を受けた表現については、自主的にすでに修正済み」としており、「今回の措置命令を真摯に受け止め、全ての広告表示について法令等の指針を遵守するよう再徹底すると共に、社内のチェック体制強化、プロセスの見直しを図り、再発防止に努めて参ります。」とコメントを発表している。

テレビ番組で問題の表現を行っていた

 

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