カインズが中国ECに参入、現地法人が「天猫(Tmall)」に出店
海外で物販事業を手がけるのは初めて

ホームセンター大手のカインズは6月1日、中国でインターネット通販を開始する。現地法人「家迎知商貿有限公司」が、アリババグループ運営の中国最大のECモール「Tmall(天猫)」に出店する。
海外で物販事業を手がけるのは初めて。企業ビジョンに掲げる「世界を、日常から変える」を実現するための一歩として中国市場に参入した。
Tmall内に開設するショップの名称は「cainz旗艦店」。当初は洗濯用品やキッチン用品など家庭用品を中心に約100品目を取り扱う。
主な商品は「ラップケース」や「アルミランドリーラック」など。取扱商品数は段階的に増やす計画だ。
中国におけるEC事業の運営は中国現地法人「家迎知商貿有限公司」が行うほか、現地のメーカーや配送業者とも連携するという。
家迎知商貿有限公司は2010年設立。卸売りや輸出入、コミッション代理、インターネット販売事業などを手がけている。従業員数は36人。
カインズが出店する「Tmall」(画像は編集部がキャプチャ)
カインズは近年、ネット通販領域へ力を入れている。2016年9月、DIY通販大手の大都と業務提携を締結。カインズの商品を大都のネットショップで販売するなど、商品の共同仕入れや共同販売、売り場のコラボレーションなどにも取り組んでいる。
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