電子雑誌店運営のヤッパを買収、スタートトゥデイ
スマートフォン(スマホ)向けアプリの開発を強化するほか、電子雑誌サービスなどで連携していく
ファッションECモール「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは7月31日、株式交換で誌書店「マガストア」を運営するヤッパを子会社化すると発表した。ヤッパの普通株式1株に対し、スタートトゥデイの普通株式8.7株を割当て交付する。算定額は非公開としており、10月1日に効力が発生する。ヤッパを子会社化することで、スマートフォン(スマホ)向けアプリの開発を強化するほか、電子雑誌サービスなどで連携していく考え。
ヤッパは、スマホやタブレット向けのアプリケーション開発に強みを持ち、現在900誌以上の電子雑誌を揃える書店サイト「マガストア」やコンテンツ配信プラットホーム「SpinMedia」などを運営している。
スタートトゥデイはZOZOTOWNのほか、ファッションコーディネート投稿アプリ「WEAR(ウェア)」を運営。特にWEARは国内で300万ダウンロードに達しており、コーディネート投稿数も100万件を超えるなど好調という。同日には韓国や台湾に続き、香港でサービスを開始したと発表。今後、こうしたアプリ開発にヤッパの技術を活用する。
また、スタートトゥデイではこれまでに、新作ファッションのカタログを発行するなど、雑誌との連携を図っている。今後、ヤッパの電子雑誌技術を活用することで、安価で効果の高いカタログ発行を行っていくことが考えられる。
今後の連携については「秋口くらいには具体的なサービスを紹介できると思うので、期待してほしい」(広報)としている。
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