米アマゾンの2017年売上は約20兆円で30%成長、オンラインストア売上は約12兆円
売上高は前期比30.8%増の1778億6600万ドルで、純利益は同27.9%増の30億3300万ドル
米Amazon(アマゾン)が2月1日に発表した2017年決算によると、売上高は前期比30.8%増の1778億6600万ドルだった。純利益は同27.9%増の30億3300万ドル。
2017年の為替レートを1ドル=112円で換算した場合、日本円ベースの売上高は19兆9209億9200万円、純利益は3396億9600万円となる。
セグメント別を見ると、オンラインストア売上は同20%増の1083億5500万ドル。日本円換算すると12兆1357億円。
第三者販売サービス売上(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)は318億8000万ドルで同41%増。
2017年から実店舗売上高を計上しており、大部分が買収したホールフーズ店舗とみられる。実店舗売上は57億9800万ドル。
定期購入売上(「Amazonプライム」の会員費など)は97億2200万ドルで同49%増。AWSは同45%増の174億5800万ドル。その他(広告サービスやクレジットカード契約などの売上)は46億5300万ドルで同62%増。
決算発表資料には創業者兼CEOであるJeff Bezos氏のコメントを記載し、現在注力しているとされるクラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」に言及。「他の企業や開発者がAlexaの採用を加速している重要なポイントに達した。社外の開発者から3万以上のスキルが生まれるなど、音声キットにメーカーから強い反応がある」などと記載している。
米Amazonが公表した2017年の主なハイライトは次の通り。
- 世界中で50億以上のアイテムを出荷
- Amazonプライムの会員数が増加
- 家具のプライベートブランドとして2ブランドを投入
- フルフィルメントサービス(FBA)では世界中の中小企業が扱う何十億アイテムを出荷
- チェックアウト不要の「Amazon Go」をスタート
- オーストラリアに進出し、直販とマーケットプレイス事業をスタート
- オランダとルクセンブルク、シンガポールなどで「Amazonプライム」をスタート
- ブラジルでの事業を拡大
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