ステンレス製魔法瓶などのサーモスがECサイトを刷新、EC基盤に「ecbeing」を導入
ステンレス製魔法瓶などの製造・販売を手がけるサーモスは、ECサイト「サーモスオンラインショップ」の基盤にecbeingのECサイト構築パッケージ「ecbeing」を導入した。
サーモスは2008年からカスタマーサービスの一環として交換用部品のWeb販売をスタート。2015年にEC事業を本格的に開始し、2017年に「サーモス スタイリングストア」「サーモス ストア」という名称の直営店舗事業を始めた。
今回、ユーザーの利便性を高めるためにサービスの拡充を検討。「ecbeing」を導入し、ECサイトのリニューアルを実施した。リニューアルの内容は次の通り。
新たな会員制度のスタート
ECサイト「サーモスオンラインショップ」の会員と、直営店舗「サーモス スタイリングストア」「サーモス ストア」利用客を対象とする新たな会員制度「THERMOS MEMBERS」を3月26日からスタート。
ECサイト、サーモス直営店舗でも会員割引やクーポンの利用が可能となる。
部品の購入に特化したサービスの拡充
ECサイト「サーモスオンラインショップ」では、メーカーならではの商品から部品を探せる検索機能を搭載。商品の特徴からの絞り込み検索、対応する部品をわかりやすく表現するUI(ユーザーインターフェイス)を実現したという。
具体的には、実際に利用している商品を絞り込んで使われている部品の購入、通常商品とは別に部品単位の購入に特化した購入ページを用意したという。
サーモスが導入した「ecbeing」とは
「ecbeing」は、富士キメラ総研が発行する『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』において、ECサイト構築ソリューション市場占有率で11年連続1位を獲得したECサイト構築パッケージ。
シェアは47.1%で11年連続でトップを獲得。国内における「ecbeing」のECサイト構築実績は1200サイトを突破している。
『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』によると、ecbeingのカテゴリ別市場シェアは「アパレル」が51.2%。「食料品・飲料」で61.0%、「健康・美容関連」で46.4%。
ecbeingは、「ecbeing」とクラウド型ECプラットフォーム「mercart(メルカート)」に、2018年に複雑な定期購入機能やステップメールなどのCRM機能を拡充。「単品・リピートASPカート」では実現できない独自サービスの提供を実現したという。
また、消費者の購買行動が変化していくなかで「次世代オムニチャネル」を推進し、その一環でBIプラットフォーム販売を手がけるTableau Japanと協業。ECサイトの購買データと実店舗の購買データを統合、リアルタイム性の高いデータ連携で、顧客の状況を瞬時に把握するDMPサービス「「Sechstant(ゼクスタント)」の提供をスタートしている。