コーセーがECサイトの基盤に「ecbeing」導入、全ブランド横断でデジタルマーケを強化
コーセーはECサイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」の基盤に、ecbeingのECサイト構築パッケージ「ecbeing」を導入した。
「ecbeing」の導入で、ブランドごとにマーケティングを実施していた販売戦略を刷新。全ブランドを横断できるECサイトへとリニューアルし、中長期戦略として顧客接点の強化、LTV(顧客生涯価値)向上施策を展開する。
コーセーはこうした中長期戦略に加え、オンライン・オフラインを含めた多角的なアプローチをめざし、総合デジタルマーケティング基盤として「ecbeing」の採用を決めた。
「ecbeing」を導入し新総合デジタルマーケティング基盤を使う「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」では、次のようなサービスを展開している。
- EC会員、LINE会員といったさまざまな会員の統合管理、サービス提供
- 一部ブランドのEC機能追加
- ポイントプログラム「Maison KOSÉ Rewardsサービス」の開始。オンラインサイト、コンセプトストア「Maison KOSÉ」での顧客活動などに応じてポイントを付与
- 会員の購買行動や導線の分析による、商品・記事などのパーソナライズレコメンド
- LINE連携(LINEでのお友達登録による会員化)
- AR(拡張現実)・AI技術を使用したメイクアップシミュレーターの提供。ユーザーは自分の顔や撮影した写真、モデルから自由に選択し、メイクを楽しむことができる
コーセーが導入した「ecbeing」とは
「ecbeing」は、富士キメラ総研が発行する『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』において、ECサイト構築ソリューション市場占有率で11年連続1位を獲得したECサイト構築パッケージ。
シェアは47.1%で11年連続でトップを獲得。国内における「ecbeing」のECサイト構築実績は1200サイトを突破している。
『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』によると、ecbeingのカテゴリ別市場シェアは「アパレル」が51.2%。「食料品・飲料」で61.0%、「健康・美容関連」で46.4%。
ecbeingは、「ecbeing」とクラウド型ECプラットフォーム「mercart(メルカート)」に、2018年に複雑な定期購入機能やステップメールなどのCRM機能を拡充。「単品・リピートASPカート」では実現できない独自サービスの提供を実現したという。
また、消費者の購買行動が変化していくなかで「次世代オムニチャネル」を推進し、その一環でBIプラットフォーム販売を手がけるTableau Japanと協業。ECサイトの購買データと実店舗の購買データを統合、リアルタイム性の高いデータ連携で、顧客の状況を瞬時に把握するDMPサービス「「Sechstant(ゼクスタント)」の提供をスタートしている。