アマゾンが花王の専門サイトを開設、ナショナルクライアント対象の「専門ブランドストア」展開へ

第1弾として「花王ストア」を開設し、主要46ブランド1500商品を紹介

中川 昌俊

2014年10月30日 16:00

アマゾンジャパンは「Amazon.co.jp」のヘルス&ビューティーストア内で、花王の商品をブランド別などに集約した「花王ストア」を開設した。アマゾンがメーカー専用のストアを開設するのは初めて。今後、ナショナルクライアントを中心に専門ブランドストアを増やしていく。メーカーは専門ブランドストアを開設することで、販売力のある「Amazon.co.jp」内で商品の訴求力を高め、ファン獲得、販売増加につなげていく。

開設した 「花王ストア」は、花王グループの主要46ブランドを集約。スキンケア、ヘアケア、健康機能飲料、サニタリー、衣類用洗剤、ペット用品、ギフト商品など、約1500点をそろえる。「カテゴリ別」「ブランド別」「ライフスタイル別」でも商品を探すことができる。「ライフスタイル別」では、女性向け、ビジネスパーソン向け、業務用など用途別にまとめたサイトも用意した。

今後、ヘルス&ビューティーストア内で多くの商品を展開するメーカーに向け、専門ブランドストアの設置を提案。ストア設置の条件として「数多くの商品を展開し、ブランドが多くあるナショナルクライアントに絞って提案していく」(広報)としている。

専門ブランドストアの設置には別途料金が必要で、その費用はメーカーごとに個別の提案を行っているとしている。

「花王ストア」
担当編集者のコメント

ナショナルクライアント各社にとり、アマゾンでの販売数は無視できないほど拡大。そのため、アマゾンでの販売に関するコンサルタントを別途用意するメーカーも増えてきている。

アマゾンと協力して、販売データを基に新商品の開発やテスト販売するメーカーも出てきており、メーカーにとってアマゾンの存在価値が高まっている。そんな状況のなか、アマゾンと協力して専門サイトを作るといった動きは、多少の料金がかかったとしてもメーカーにとっては歓迎するケースが多いと考えられる。

まずは、ヘルス&ビューティーストア内で展開していくとしているが、将来的には他の分野にも広がっていく可能性も高い。こうしたサービスで得た収益を基に、さらに販売価格を下げるようになると、アマゾンの独走が続く可能性もある。

この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

EC売上250億円規模のアルペンが語るOMOの裏側 ―ECシステム刷新、メディアコマース転換、評価制度 2月4日 8:00 AI時代を勝ち抜くEC戦略。レガシーシステムから脱却し、「Shopify」で実現するPDCA高速化とイノベーション 2025年12月23日 7:00 「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 2025年12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 2025年12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 2025年11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 2025年10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 2025年10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 2025年10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 2025年9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 2025年9月22日 8:00