UPDATERが実施した「デジタル製品パスポート(DPP)に関する消費者意識調査」によると、全体の26%がデジタル保証書が「購入の決め手の1つになる」と回答した。
調査対象は全国の男女1000人。調査期間は2026年3月29~30日。
DPPとは、製品の原材料、製造、修理、所有、廃棄まで、ライフサイクル全体の情報をデジタルで記録し、QRコードなどを通じて関係者間で共有する仕組み。
長く使う志向は7割以上、長期保有志向が多数
商品を使うスタイルは、「できるだけ長く使いたい」が647人(64.7%)、「長く使いながら変化を楽しみたい」が117人(11.7%)で、合計で76.4%が長期的に価値を重視する志向だった。
「壊れるまで使えればよい」は208人(20.8%)、「新しいものに買い替えることが多い」は28人(2.8%)となっている。
中古市場の利用経験を聞いた質問では、約9割が「ある」と回答した。また、購入時に将来的なリセールを意識して商品を選ぶ人は全体で約4割となり、なかでも10代・20代では約5割にのぼった。
UPDATERは「現在の購買環境では、消費者は長く使うことを前提としながらも、将来的に売ることまで見据えた長期保有型へと変化している」とし、「商品の状態や真贋、履歴といった情報の重要性が高まる」と考察している。
来歴情報が気になる場面、「中古品購入時」が最多
商品の使用履歴や修理履歴などの来歴情報が気になる場面は、最多が「中古品を購入するとき」で601人(60.1%)、続いて「高価な商品を購入するとき」が532人(53.2%)、「長く使う商品を購入するとき」が352人(35.2%)、「ヴィンテージ商品や古着を購入するとき」が258人(25.8%)だった。
UPDATERは「商品の状態や真贋に加え、『どのような履歴を持つか』を確認できるかどうかが、購買判断における重要な要素となっている」と推測している。
中古商品や海外ECでの購入において、不安に感じる点として最も多かったのは「商品の状態がわかりにくい」が約7割、「本物かどうかわからない」が約6割だった。
商品が本物かどうかを確認できる仕組みは、約7割が「価格や状態と同程度に重要」と回答した。
85%が来歴情報を購買時の判断材料に
商品の製造情報・修理履歴・所有履歴などがデジタルで記録された「デジタル保証書」がQRコードなどで確認できる商品について、価格やデザインなどが同程度の場合、購入時の選択にどの程度影響するかは、「購入の決め手の一つになる」が26%、「参考にはする」が59%で、合計85%が来歴情報を購買時の判断材料としたいと考えている。
UPDATERは「特に中古商品や高価な商品、長く使う商品の購入時において来歴への関心が高く、単なる付加情報ではなく、意思決定に関わる情報として認識されている」と解説している。
調査概要
- 調査名:DPP(デジタル製品パスポート)に関する消費者意識調査
- 調査主体:UPDATER
- 調査期間:2026年3月29~30日
- 調査対象:全国の男女1000人
- 調査手法:インターネット調査

