後払い利用者のクレジットカード決済への切り替えでEC事業者の新規顧客獲得+継続率向上の料率を支援。GMOペイメントサービスとGMOペイメントゲートウェイが移行連携を本格提供
GMOペイメントサービスとGMOペイメントゲートウェイは、「GMO後払い」利用者を2回目以降はクレジットカード決済へ移行させる連携機能の本格提供を開始した。初回購入のハードルを下げつつ、継続購入時の利便性を高めることで、新規顧客獲得と継続率向上の両立を支援する。
8月28日 9:00
GMOペイメントサービスとGMOペイメントゲートウェイは8月26日、「GMO後払い」の利用者について、2回目以降の購入時はクレジットカード決済へ移行できる連携機能の本格提供を開始した。初回購入では後払いによって購入時の負担を抑え、継続購入ではクレジットカード決済に切り替えることで、EC事業者の新規顧客獲得と継続購入の利便性向上を両立する。定期通販など、リピート購入を前提とするEC事業者の決済導線の改善を支援する。

初回は後払い、2回目以降はクレカ。購入者の決済負担を軽減
今回の連携機能は、「GMO後払い」のオプション機能として提供する。連携対象となるのは、GMOペイメントゲートウェイの「PGマルチペイメントサービス」と、SMBC GMO PAYMENTの「SMBCマルチペイメントサービス」におけるクレジットカード決済。
購入者は初回購入時に「GMO後払い」を選択。商品受け取り後、請求書に記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、カード情報の入力画面へ進める。
次回以降も同じカードでの支払いを希望し、カード情報の登録に同意すれば、クレジットカードを以降の決済手段として登録できる。カード登録後は、次回以降の購入時にカード情報を再入力することなく、クレジットカード決済を利用できる。
「後払いの入りやすさ」と「カードの手軽さ」を組み合わせ
後払い決済は、初回購入時にクレジットカード情報の入力・登録が不要なため、新規顧客にとって購入時の心理的なハードルを下げやすい。
一方、継続購入では、その都度払込手続きを行う必要がある。今回の連携では、初回購入では後払いの利用しやすさを生かし、継続購入ではカード決済の利便性を提供することで、それぞれの決済手段の特徴を使い分ける。
定期通販の「初回CVR」と「LTV」向上を狙う
GMOペイメントサービスでは、「GMO後払い」の導入提案や導入後の運用支援を通じて、定期購入をはじめとする継続購入における決済運用の課題を把握してきたという。
初回購入では後払いが新規顧客の獲得に寄与する一方、継続購入では払込票による支払い手続きが負担となり、継続率向上に向けて決済導線の見直しが課題になるケースがあった。
導入事業者からも、「初回は後払いを活用しながら、継続購入ではより利便性の高い決済方法へ移行したい」というニーズが寄せられていたとしている。
今回の機能は、単なる決済手段の追加ではなく、初回購入のCVR改善と、その後の継続購入・LTV向上を支援する決済導線として位置付けられる。
特に定期通販やリピート購入を前提とする商材では、初回と継続購入で異なる決済体験を設計できる点がポイントになりそうだ。
カード移行後は通常のクレカ決済として処理
カード登録後の取引は、「GMO後払い」ではなく、対象のクレジットカード決済として処理される。そのため、継続購入時には「GMO後払い」の決済手数料は発生せず、クレジットカード決済の料率が適用される。
また、既存のクレジットカード決済と同じ基盤で一元管理できるため、新たな決済管理の仕組みを別途構築する必要がないとしている。
決済手段が増えると管理業務も複雑になりやすいが、既存のカード決済環境に寄せて運用できる点は、EC事業者にとって導入メリットの一つとなりそうだ。
既存のカード決済環境を生かして導入可能
すでに「GMO後払い」と対象のクレジットカード決済サービスを利用している加盟店は、現在のカード決済環境を活用しながら、連携に必要なAPI接続を追加することで導入できる。カード決済基盤全体を新たに構築する場合と比べ、既存システムや運用を生かしながら導入を進めやすいとしている。
なお必要なシステム開発や手続きは、加盟店の契約形態やシステム構成によって異なるという。すでに複数のEC事業者で先行稼働しており、安定した提供体制を整えたことから、今回の本格提供に踏み切った。

