【2023年おせちの人気動向】前年比151%で推移の二段重も! ファミリー向けの需要活況〈婦人画報のお取り寄せ〉
ハースト婦人画報社がリンベルと共同運営するECサイト「婦人画報のお取り寄せ」が、9月1日から販売を開始した「婦人画報のおせち」に関する販売動向を発表した。売れ筋はファミリー向けのおせち。なかでも、二段重は前年比151%で推移しているという。ハースト婦人画報社は「行動規制が緩和された正月を迎えるため、帰省や親族で集まるシーンが増える可能性が高い」と指摘している。
新型コロナ感染動向の改善による行動制限緩和後の正月に向けて、おせち需要や消費傾向がどのように変化したのかを販売実績とともに発表している。
少人数向けは前年並みも、ファミリー向けが活況
過去2年のトレンドであった「個食」を意識した少人数向けミニサイズのお重の人気は前年並みだった。一方で、今年は二段重が前年比151%、和洋中三段重が前年比130%など、ファミリー層向けお重が人気を盛り返している。
リピート購入者数は前年対比34%増
「婦人画報のお取り寄せ」では、おせちの販売数が前年を上回って伸長しているという。その中でもリピーターの伸び率が高い。リピート購入者数は134%増、リピーター率は10ポイント増となった。
これについて「婦人画報のお取り寄せ」は、コロナの動向にかかわらず、正月には「おせちをお取り寄せする」ことが定着しているユーザーが増えてきていると指摘している。
このほか、クオリティに関する一定の評価がリピートの要因につながっているとも分析。2022年1月に実施した婦人画報のおせち購入者アンケートでは「冷凍おせちがこんなにおいしいとは驚いた」というコメントや、「味付けだけではなく盛り付けも上品だ」というコメントなどがあったという。
おせちの「バラエティ化」盛んに
「婦人画報のお取り寄せ」調べでは、定番の和風おせちだけにとどまらず、幅広い層が楽しめるような「和洋中ミックス重」や「オードブル重」の人気が定着しているという。
2022年の売れ筋は上位3位がいずれも和のお重だったのに対し、今年は2位にオードブル重と小さい和のお重がセットになった「ミニ和一段×2組+オードブル重」がランクインした(9月1日~10月31日実績)。
洋風だけのお重「豪華パーティオードブル二段重」も10月中に完売。定番商品の和洋二段重も前年同期比で販売数が124%に伸長したという。
おせちの在り方は多様化が進む。洋風のお重は、大みそかからワインやシャンパンに合わせて楽しめるのも人気の理由の一つだと指摘している。
2022年婦人画報のおせち販売ランキングTOP3(2022年9月1日~10月31日)
- 1位 「婦人画報のおせち 特大和一段」(2~3人前)
- 2位 「婦人画報のおせち ミニ和一段」×2組+オードブル重(2人前)
- 3位 「婦人画報のおせち 和二段重」(3~4人前)
2021年婦人画報のおせち販売ランキングTOP3(2021年9月1日~10月31日)
- 1位 「婦人画報のおせち 特大和一段」(2~3人前)
- 2位 「婦人画報のおせち 一人前和一段」(1~2人前)
- 3位 「婦人画報のおせち ミニ和二段重」×2組(2人前)