高野 真維 2022/12/13 7:30

衣料品専門店「洋服の青山」などの事業を展開する青山商事は、「洋服の青山」144店舗で宅配物受け取りサービスを開始した。

シェアリングサービスを展開するecboと業務提携。青山商事はecboの宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」の導入で実現した。

青山商事はecboとの業務提携によって宅配物受け取りサービスを導入、顧客に提供開始した
青山商事はecboとの業務提携によって宅配物受け取りサービスを導入、顧客に提供開始した

EC注文品受け取り方法の多様化に対応。新規顧客の獲得も視野

導入した宅配物受け取りサービス「ecbo pickup」は、「自宅で宅配物を受け取れない人」と「宅配物の受け渡しができるスペースを持つ店舗」をつなぐシェアリングサービス。駅構内、カラオケボックス、カフェなど、宅配物が受け取り可能な店や施設を指定し、宅配物を受け取ることができる。

青山商事は既存個客の来店促進のほか、これまで「洋服の青山」を利用したことのないユーザーが、店舗に足を運ぶきっかけになることを期待しているという。

コロナ禍の需要に対応するとし、新規顧客による利用もねらう
コロナ禍の需要に対応するとし、新規顧客による利用もねらう

コロナ禍によるライフスタイルの変化によって、青山商事ではECの利用拡大や受け取り方法の多様化。また、デジタル化の潮流により、自宅以外での商品の受け取りニーズも増えていると分析している。

「洋服の青山」の店舗は都市部を中心に分布しており、かつ、駅に近い店舗が多い。このため、ビジネスパーソンの利便性が高いという。宅配物受け取りサービスを導入することで相乗効果を見込んでいる。

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