スタッフ1人ひとりがLINEで顧客とつながる「LINE STAFF START」とは? 2種類の使い分けができる最新接客DX
バニッシュスタンダードが提供する「LINE STAFF START」は、店舗のスタッフが、LINEの公式アカウントを通じて顧客とコミュニケーションできるサービス。スタッフ1人ひとりがアカウントを持ち、フォロワーに対してキャンペーン情報などの一斉配信、個々の顧客と1to1のチャット接客ができるサービスを、メディア向けイベントで体験してきた。
オンライン越しでも丁寧な接客を実現
参加したしたメディアが1人ひとり「LINE STAFF START」でチャット接客を体験。導入企業であるBEAMS(ビームス)のスタッフがチャット接客を行った。
接客では、ユーザーが探している商品の色味や素材感のほか、着やせ効果など、ユーザーの細かな希望に沿った商品を提案。スタッフによるスタイリング例などをLINEのチャット画面で共有し、着用のイメージがしやすいように工夫をしている。
「LINE STAFF START」の特徴は?
「LINE STAFF START」は、従来の企業や店舗アカウントとは異なり、スタッフ単位でLINE公式アカウントを持つことができるサービス。
LINE公式アカウントは、特定の顧客とクローズドなコミュニケーションできるチャットと、自身のフォロワーに一斉配信する2種類の使い方がある。
2021年11月からサービス提供を開始。バニッシュ・スタンダートの「STAFF START」(自社ECサイトでオンライン接客を可能にするサービス)をすでに導入している場合は、「STAFF START」で登録したECサイト上の商品情報や投稿を読み込み、手軽に送信することもできる。
「LINE STAFF START」を導入している企業やブランドは、BEAMSのほか、ヤマダホールディングス、デイトナ・インターナショナル、ミキハウス、池部楽器店など多岐にわたる。
「LINE STAFF START」を利用するブランドのスタッフのなかには、自身のアカウントをフォローする「友だち」数が3000人を超えるスタッフもいる。
「LINE STAFF START(ライン スタッフ スタート)」の体験会では、オンライン越しの接客でも、目の前でコミュニケーションしているような細やかな心配りが感じられました。
商品を提案する際に「エレガントなイメージで○○(ユーザー名)様にお似合いになりそう」といった声掛けをするなど、ユーザーが求めている商品の雰囲気や特徴に合わせた接客を行っているようです。
「商品を売る」というよりは、「目の前の顧客のニーズに寄り添う」という、顧客ファーストの姿勢が感じられました。