イオンの新ネットスーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」がスタート

最先端の人工知能(AI)、最大約1000台のロボットが稼働する顧客フルフィルメントセンターが特徴という

瀧川 正実

2023年7月21日 8:30

イオンの子会社であるイオンネクストは7月10日、ネットスーパーの新ブランド「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格始動した。

品目数は約2万品目から段階的に扱い、今後1年をメドに5万品目へと拡大する。最先端の人工知能(AI)が在庫数を管理し、品切れを最小限に抑制して機会損失を防ぐ。過去の購入履歴に基づき、AIが5万点のなかからお薦め商品をクリック1つでカートインするスマートカート機能も実装した。

イオンの子会社であるイオンネクストは7月10日、ネットスーパーの新ブランド「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格始動した
「Green Beans」のサイト

顧客の必要な頻度(週1回~2か月に1回まで設定可能)に合わせて自動でカートインする定期購入機能、買い物の最後に商品をレコメンドする「チェック アウトウォーク」機能も搭載。7月中にはモバイルアプリのダウンロード開始を予定している。

商品を管理・発送する誉田CFC(顧客フルフィルメントセンター)では、注文が入ると最大約1000台のロボットが秒速4mで移動。生鮮食品や加工食品、日用品など最大約5万品目の商品のなかから6分間で50個の商品をピッキングする。

注文を受けた段階で配送のルート計算をスタート、同じ地域の消費者がどれくらいの商品を購入しており、どのように配車するのが効率的なのかをAIが最適化、配送効率向上を図る。

イオンの子会社であるイオンネクストは7月10日、ネットスーパーの新ブランド「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格始動した
稼働するロボットのイメージ

消費者の手元に商品を届けるラストワンマイル配送は自社で対応する。商品を届けるドライバーは、イオンネクストの子会社であるイオンネクストデリバリーが直接雇用するグリーンビーンズ専任者が担う。

イオンの子会社であるイオンネクストは7月10日、ネットスーパーの新ブランド「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格始動した
誉田CFCの外観

サービス開始時の対象エリアは、東京都新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、大田区、千葉県千葉市、船橋市、習志野市。2023年夏に順次対象エリアの拡大を予定しており、東京都港区、目黒区、世田谷区、江東区、品川区、江戸川区、千葉県市川市、浦安市、四街道市、八千代市、神奈川県川崎市を予定している。今後1年をメドに東京23区全域へ配送エリアを拡大する。

配送対応時間は7時から23時までの1時間単位(翌日から14日先まで購入可)。最低購入金額(税別)は4000円。送料(税込)は330円、440円、550円。決済手段はクレジットカード。

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