最安350円からの置き配専用配送サービス「置ToC」とは? 「日時指定なし」「再配達なし」ルールで安価な配送料金を実現
置き配専用の配送サービスは、EC事業者の物流コスト削減、再配達削減、ドライバーの負担軽減、CO2排出量削減など、さまざまなメリットがあるという。サービスの詳細をまとめた
物流事業のコントラクト、運送事業のトランプ、情報サービスのエスシーシーは10月1日から、置き配専用の宅配サービスを開始する。置き配に限定することで、荷主企業と購入者に安価な宅配料金を提供する。
また、トラックドライバーの時間外労働を規制する物流業界の「2024年問題」の1つとして注視されている再配達の削減、ドライバーの負担軽減をめざす。
購入者と宅配ドライバー、双方にメリット
サービスの名称は「置ToC(おいとっく)」。「置き配」専用LCC宅配サービスと位置付け、コントラクトが独自に開発した。EC事業者を対象に提供する。
「置ToC」は関東、関西から段階的に開始する。2023年の年内には中部、九州を対象エリアとして拡大する予定。2024年からは順次、全国主要都市での展開を計画している。
「置ToC」の詳細は次の通り。
- サービスの概要:「置き配」専用宅配サービス
- 日時指定、再配達を行わないことを基本とする
- 最安料金:1個350円から(個数、エリアによって変動あり)
- エンドユーザーの登録メールアドレスに配達事前通知、配達完了通知を送信
降雨時は荷物をビニール袋に入れて配達する。また、届けた荷物が濡れる可能性がある場合は配達員が持ち戻りし、後日再配達するという。オプションで、盗難の被害に遭ったときに商品代金を保証する保険も用意する。こうした取り組みにより、「置き配を利用したいが不安要素が多く、利用をためらう」という消費者の不安解消、置き配の利用促進につなげたい考え。
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