瀧川 正実 1/9 7:00

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(楽天SOY)」常連店でスイーツECを手がける、おいもや」が、食品メーカーの名糖産業の傘下に入る。

名糖産業はアルファベットチョコレートなどの製造・販売を手がける東証プライム市場、名証プレミア市場の上場企業。おいもやと、おいもや代表取締役の関谷夕佳氏が大株主で干し芋と焼き芋の製造・販売を手がける平松商店の全株式を取得し、完全子会社化する。株式の譲渡実行予定日は1月22日。

おいもやの株主は合同会社おいもやセブン、平松商店の株主は関谷氏を含めた4人。名糖産業はそれぞれの株主から全株主を買い取る予定。

おいもやは、「楽天SOY」のスイーツ部門で16年連続ジャンル賞を獲得するなどスイーツECの有力店。干し芋・焼き芋の製造・加工会社である平松商店のネット通販部門を独立する形で、関谷氏が2007年に立ち上げた。

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(楽天SOY)」常連店でスイーツECを手がける、おいもや」が、食品メーカーの名糖産業の傘下に入る
「おいもや」のWebサイト(画像は編集部がキャプチャ)

2023年9月期業績は、売上高が21億3900万円、営業利益は1億8600万円、経常利益は1億9100万円、当期純利益は1億3400万円。直近3年間でのピークは2021年9月期で、売上高は22億9900万円、当期純利益は2億3700万円を計上している。

買収価格は非公表。外部機関による法務、税務、財務デュー、デリジェンスの結果を勘案し、合理的なバリュエーションを実施して株式取得価格を決定しているという。

名糖産業は中期経営計画の成長戦略として「M&A等による事業拡張」を掲げ、「業容拡大・利益創出に向けたM&Aへのチャレンジ」「グループ会社間のシナジー強化」に取り組むとしていた。

おいもやを買収することで、名糖産業は「両社の強みを生かした事業展開が推進でき、将来に向けた当社グループのさらなる業容拡大および利益創出につながるものと判断した」と説明している。

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