LINEがクレジットカード決済のウェブペイを買収へ、「LINE Pay」事業の拡大を推進
ウェブペイの決済システム技術やノウハウを、LINE Payに吸収するのが目的
2015年2月10日 12:30
LINEは2月10日、決済代行子会社のLINE Payを通じてウェブペイ・ホールディングスを買収することに合意したと発表した。ウェブペイの決済システム技術やノウハウを生かし、「LINE Pay」の機能拡充や利便性を向上、事業拡大を推進するとしている。
ウェブペイのクレジットカード決済サービス「WebPay」は、APIをサイトやアプリに組み込むことで、数時間でカード決済が導入できる決済サービス。主に開発者向けにサービスを提供していた。
2014年6月からは決済手数料が2.69%という業界最安値水準となる新プランの提供を始めるなど、安価なサービスとしても人気を集めていた。ただ、最近では、「Spike」「LINE Pay」といった決済手数料無料サービスが台頭し、手数料の安さ全面に押し出すことが難しくなっていた。
LINE Payは2014年12月に加盟店の募集を開始し、事業の拡大を進めている。当面の間、「WebPay」と「LINE Pay」のサービスは両立させていくとしている。
今回のLINE Payによる買収は、ウェブペイの決済システム技術などを自社の決済サービスに生かすことが目的。将来的にサービスを「LINE Pay」に一本化させることが予想される。