鳥栖 剛[執筆] 6/21 7:00

日経BPコンサルティングは6月20日に国内500のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2024-春夏」を公表、「楽天市場」が前々回調査ぶりに総合ランキング1位へ返り咲いた。スコア上昇ランキングでは「ドクターシーラボ」が2位となった。

「Webブランド調査」は、インターネットユーザーによる評価を「アクセス頻度」「サイト・ユーザビリティ」「サイト・ロイヤルティ」「態度変容:製品・サービス」「態度変容:企業活動」「行動喚起」の6項目でそれぞれ指数化し、総合点でランキングを作成している。半年ごとに「春夏」と「秋冬」の年2回実施している。

調査対象500サイト中の総合ランキングで「楽天市場」が1位に。2位は「Yahoo! JAPAN」、3位は「Google」、4位は「Amazon」だった。

日経BPコンサルティングが実施した国内500のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2024-春夏」 調査対象500サイト中の総合ランキングで「楽天市場」が1位に。2位は「Yahoo! JAPAN」、3位は「Google」、4位は「Amazon」だった。
「Webブランド調査2024-春夏」のトップ50サイト

前々回(2023-春夏)調査ぶりに首位に返り咲いた「楽天市場」は、Webブランド指数(以下、WBI)が前回(2023-秋冬)の107.1ポイントから10.9ポイント増の118.0ポイントとなった。WBIを構成する6つの個別評価指標の全てでスコアが上昇。特に、「態度変容:製品・サービス」のスコアについては前回の63.7ポイントから15.6ポイント増の79.3ポイントと大きく上昇。「行動喚起」においても、168.1ポイントと高い評価を獲得した。

ネット専業を除いた一般企業編では、「マクドナルド公式サイト」が初の首位。2位は「キユーピー 商品サイト」、3位は「カゴメ」。企業活動への理解、関心などの意識変化を測る「態度変容:企業活動」のランキングTOP3は、「ユニ・チャーム」「トヨタ自動車 公式企業サイト」「日立製作所」だった。

日経BPコンサルティングが実施した国内500のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2024-春夏」
ネット専業を除いた一般企業編

前回調査からスコアが大きく上昇したサイトのトップ3にはEC・通販系企業が2社ランクイン。1位は「X(旧:Twitter)」で、2位に「ドクターシーラボ」、3位に総合トップの「楽天市場」がランクインした。

日経BPコンサルティングが実施した国内500のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2024-春夏」
「ドクターシーラボ」が上昇ランキングのTOP3に(画像は日経BPコンサルティングのページから編集部がキャプチャ)

「ドクターシーラボ」は、6つの個別指数全ての評価が前回調査を上回った。特に、「態度変容:企業活動」スコアが大幅に上昇。「態度変容:製品・サービス」も上昇幅が大きく、前回から9.3ポイント増の52.1ポイントとなった。日経BPコンサルによるとトップページを前回調査時と比較すると、人気商品がサイト上部のさらに目立つ位置に表示されるなどサイト構成に変化が見られる。加えて、肌の悩みに関するサイト内コンテンツが追加されており、生活者に寄り添う姿勢を高く評価したとしている。

調査概要

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:全国、20歳以上のインターネット・ユーザー(日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
  • 有効回答数:3万5196件
  • 調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
  • 調査実施期間:2024年4月11日~4月21日
  • 調査企画・実施:日経BPコンサルティング
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