アマゾンのオンライン服薬指導+処方薬配送の「Amazonファーマシー」、マイナ保険証の利用に対応

Amazonは11月18日から、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送まで利用できるサービス「Amazonファーマシー」でマイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証)の利用が可能となった。

鳥栖 剛[執筆]

2024年11月21日 7:00

アマゾンジャパンは11月18日から、薬局によるオンライン服薬指導から処方薬の配送までを利用できるオンラインサービス「Amazonファーマシー」で、マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証)の使用が可能となった。

マイナンバーカードを医療機関・薬局で健康保険証として利用できるように申請・登録しているユーザーは、「マイナ保険証」で「Amazonファーマシー」を使用できる。

「Amazonファーマシー」でのマイナ保険証の利用方法は次の通り。Amazonのショッピングアプリから「Amazonファーマシー」のトップページを開き、薬局を検索・新規予約ページに進む。健康保険証情報の提供方法セクションで「マイナンバーカードを利用する」に設定。服薬指導の予約枠を選択後、外部サイト(マイナ在宅受付Web)にて健康保険証情報に関すて同意登録する。「Amazonファーマシー」に戻るとオンライン服薬指導の予約が完了する。

Amazonのショッピングアプリから「Amazonファーマシー」へアクセスするには、アプリ内検索から「Amazonファーマシー」と入力するか、アプリ下部にあるナビゲーションの一番右、ハンバーガータブ(三本線)の「カテゴリー別にショッピング」のなかから「ドラッグストア&パーソナルケア」を選択し「ファーマシー(処方薬)」を選択するとアクセスできる。

日本における「Amazonファーマシー」は2024年7月にスタート。ユーザーは「Amazonショッピングアプリ」上で「Amazonファーマシー」に登録されている薬局で薬剤師によるオンライン服薬指導を受けた後、処方薬などを購入できる。購入した薬は自宅など指定の住所に配送、または薬局で受け取ることが可能。なお、「Amazonファーマシー」は「Amazonショッピングアプリ」でのみ提供している。

米国Amazonでは2020年11月に米国市場でスタート。約5万の薬局が参加して始まった。Amazonはヘルスケア分野にも力を入れており、米国市場で2023年1月、プライム会員向けにジェネリック医薬品を月額5ドルで販売する医薬品定期購入サービス「RxPass」を始めている。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00