三陽商会、30歳代の働く女性がターゲットのEC専用ブランド「BIANCA(ビアンカ)」を発売へ

三陽商会は3月28日、30歳代の働く女性をターゲットとしたEC専用の新ブランド「BIANCA(ビアンカ)」を発売する。3月21日から三陽商会公式オンラインストア「SANYO ONLINE STORE」にティザーページを公開。3月28日に「BIANCA」公式サイト&ストアをオープンする。
「BIANCA」はEC展開に特化する。働く女性をターゲットにオンタイムからオフタイムまでさまざまなシーンに対応できる上品さとトレンド感のあるアイテムを、購入しやすい価格で提案する。想定顧客層は30歳代をコアとした30~45歳の働く女性。中心価格帯としてはジャケットが2万3100円~3万3000円、シャツ・ブラウスが1万3200円~1万9800円などとしている。

拡大を続けるファッションEC市場に対する戦略の一環として、「BIANCA」を通じて30歳代を中心とした新規顧客の獲得。ECビジネスのさらなる強化と顧客基盤拡大による継続的な成長を図る。
三陽商会はEC成長戦略の一環として、2023年9月に自社オンラインストアを「SANYO ONLINE STORE」としてリニューアル。商材の拡充と定価販売強化に取り組んできた。自社ECにおける在庫運用の改善や専用商材による品目拡大を進めるなかで、EC専用ブランドを開発することにした。
会員制度「SANYO MEMBERSHIP」会員の年齢推移を分析したところ、購入者の平均年齢が上昇傾向にあり、なかでもECユーザーの平均年齢は全体の購入者平均年齢よりも高く、特に39歳以下のECユーザーが少ない傾向にあることが判明した。
そこで、30歳代の女性をターゲットとしたEC専用の新規ブランド「BIANCA」を立ち上げ、ブランドポートフォリオの拡充と新たな顧客層の獲得をめざすことにした。