テコラスが「コレカゴplus」を大幅刷新、お客を“ファン化”させる機能などを強化
EC支援を手がけるテコラス(旧SAVAWAY)は8月までにネットショップ構築サービス「コレカゴplus」のリニューアルを実施し、8月6日にアップデートした新プランの提供を始めた。機能強化に加え、利用プランを変更。同じく2015年にリニューアルした受注・在庫・商品一元管理システム「TEMPOSTAR(テンポスター)」とのセット販売も進める。
テコラスでは2014年、「テンポスター」の開発に注力。2015年に入ってから「コレカゴplus」の機能強化に着手した。NHN PlayArtグループ入りにともない、NHNの開発者も開発に参加。機能強化をグループ一体となり推進してきた。
主なリニューアル内容は次の通り。
- 1人ひとりの購入者プロフィールに合わせたデザインの出し分け・販売促進の設定
- Google Analyticsでのプロフィール情報を組み合わせた売上分析・アクセス分析
- SEOにも効果的なマルチデバイス対応
- ソーシャルメディアを売り場として販路拡大
- 「TEMPOSTAR」とセット利用で自社ネットショップとECモールの運営を効率化
- EC事業者の立場で考えた管理ツールのデザイン変更
最大の特徴は、管理画面のUI(ユーザーインターフェース)を「テンポスター」と統一したこと。
旧SAVAWAYではカートと受注管理などのシステムを併用するケースが多かった。また、それぞれ別の会社のカートと受注・在庫・商品一元管理システムを利用するよりも、1つの支援会社で統一したいというニーズもある。このように、今後は「テンポスター」との併用が増えると想定、UIの統一に踏み切った。
今回のリニューアルは消費者の“ファン化”にこだわった。
「1人ひとりの購入者プロフィールに合わせたデザインの出し分け・販売促進の設定」では、会員情報とひも付け、購入実績などに合わせてサイトデザインの表示を変えることが可能。たとえば、新規訪問者には通常のページを表示しながら、常連客にはキャンペーンページを表示するといったことが自由に設定できるようになる。
「Google Analyticsでのプロフィール情報を組み合わせた売上分析・アクセス分析」では、カスタムディメンション機能に標準対応。簡単な設定で「コレカゴplus」のプロフィール情報とGoogle Analyticsの情報をひも付け、購入に至るまでの導線、売り上げ分析、アクセス分析などがより詳しくできる。
「ソーシャルメディアを売り場として販路拡大」では、ソーシャルメディアに投稿するURLを直接買い物カゴに誘導する設定が可能。購入個数などもあらかじめ設定することができるので、キャンペーンページなどでの利用が想定されている。
「コレカゴplus」は2013年に旧SAVAWAYがリリース。初期費用2万円、月額1万円から利用できる。「テンポスター」の利用者は初期費用無料、月額は最大23%引きで利用可能だ。