ネット通販市場の20兆円超えは2019年度。ネット広告は2016年度に1兆円超へ拡大
野村総合研究所によると、2015年度の国内BtoCのEC市場規模予測は13兆8000億円で、伸び率は2014年度比9.5%増と予想
国内BtoCのEC市場が20兆円を超えるのは2019年度――野村総合研究所はこのような市場成長の予測を11月25日に発表した。
国内のBtoCのEC市場は2014年度の12兆6000億円から2021年度には倍増。25兆6000億円に達する見込み。携帯端末の普及に伴い、時間や場所を問わずにECを利用できるようになったことが市場成長を後押しするとしている。
2015年度の国内BtoCのEC市場規模予測は13兆8000億円。伸び率は2014年度比9.5%増。
野村総合研究所が今後のEC市場の成長に関するポイントとして次のようなことをあげている。
- スマートフォンからのEC利用の増加に伴い、BtoC EC市場の規模は2021年度に25兆円に達する
- 購買経路がパソコンからスマートフォンへ急速に移行しており、ECサイトのスマホ対応は必須
- 2020年のオリンピック・パラリンピック以降も、EC市場の成長はすぐには衰えない
- オムニチャネルの整備により、既存小売業とEC企業との連携が進む
インターネット広告向け市場も右肩上がりに拡大。2016年度に1兆円を突破し、2021年度には1超2893億円に増加すると予測している。
パソコン向けの広告は大きな伸びは期待できないモノの、スマホ向けが拡大する見通し。2020年度にスマホ向けがパソコン向けを逆転。インターネット広告市場におけるスマホ向けの市場規模は6287億円になるという。
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