秋田県からの翌日午前中配達は国内85%に広げる。ヤマト運輸と秋田県が連携
海外バイヤーとの商談会の実施や、輸出の手続き・書類作成のサポートも行う
ヤマト運輸とは3月28日、秋田県、ANA Cargoと「県産品の国内外への販路拡大に向けた連携協定」を締結した。「あきたこまち」や比内地鶏など秋田県産品を、国内や海外へ販路を拡大していくことを目的としたもの。
今回の提携では、秋田県から翌日午前中に配達できる国内エリアを8.7%から84.7%へと約10倍に拡大。宅急便の幹線輸送とは別に、陸送で「秋田-仙台」の幹線輸送を行い、仙台を経由し積載効率を高めて首都圏(関東・東京)へ陸送する。
中部や西日本(関西・四国・中国・九州)に向けては、仙台空港から大阪の伊丹空港までの航空輸送ネットワークを利用することで実現する。
海外への販路拡大もサポートする。沖縄国際物流ハブを活用し、香港や台湾、シンガポール、マレーシアなどのアジア圏への販路拡大を支援。海外への販売を行ったことがない県内事業者に対して、海外バイヤーとの商談会の実施、輸出の手続き・書類作成などのサポートも行う。
ヤマト運輸では、岡山県や長崎県とも包括的連携を行うことで県産品の全国への販売を進めており、今後こうした動きが広がっていきそうだ。
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