「越境ECに注力します」。ラオックスが中国の3店舗を閉鎖し、海外は通販に集中
子会社が中国で運営している3つの実店舗を閉鎖し、越境ECに注力する
家電量販店のラオックスは3月31日、子会社が中国で運営している3つの実店舗を閉鎖し、今後は越境ECに注力すると発表した。
閉鎖するのはすべて南京市内で展開する実店舗。子会社である楽購仕(南京)商貿有限公司が手がけている。閉鎖は3月31日。中国国内の商圏の変化などによる将来的な採算性を勘案したという。
中国出店事業に関する業績は、2015年12月期で売上高68億9700万円、営業損失は4億700万円だった。
今後は、力を入れている越境EC事業に注力する。
ラオックスでは2015年にアリババグループが運営する「天猫国際(Tmall Global)」に「ラオックス海外旗艦店」をオープン。親会社が運営するBtoC向けECプラットフォーム「蘇寧易購」にも店を構えている。
2012年には「銀聯オンラインモール日本館」「楽天グローバルマーケット」などに出店。海外向けECサイトを展開し、海外需要の取り込みを進めている。
中国インターネットリサーチのiResearchによると、2014年の中国EC市場(BtoC、CtoC)取引総額は2兆7890億元、2015年は3兆9550億元を突破する見通し。
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