中川 昌俊 2016/5/24 9:00

EC向け物流アウトソーシング支援のオープンロジは5月24日、、IMJ Investment Partners、SMBCベンチャーキャピタル、インフィニティ・ベンチャーズLLPなど4社から総額2億1000万円の資金調達を実施した。資金調達を行うことで、人材の採用、経営基盤の強化を進めサービスの更なる拡充を図る。また、事業の海外展開も進めていくとしている。

オープンロジは非稼働時間・遊休スペースを持つ物流倉庫会社をネットワーク化し、EC事業者などに最適な倉庫を割り当てる事業を展開。利用の際、倉庫、EC事業者に対して、在庫管理・倉庫管理システム(WMS)を提供することで、倉庫は業務の標準化を行うことができ、EC事業者はすぐに利用できるようにしている点が特徴。

売り上げが小さくても利用でき、ユーザー企業の60%が年商1000万円以下、95%が年商1億円以下だという。また、費用のわかりやすさ、使い勝手のよさ、小ロットから対応いただける柔軟性や、自社システムとのデータ連携しやすいなどから、利用するEC事業者からの継続率は90%を超えるなど満足度の高いサービスとなっている。

オープンロジの伊藤秀嗣社長は、今後の展開について以下のように話している。

物流倉庫とEC企業の両者が集まるエコシステムを作っていくことで、単純な点と点を結びつけるサービスではなく、面を作りそこから幾層ものレイヤーのサービスを立ち上げ立体的にしていくことで、物流システムを最適化し新しいインフラを実現してきたいと考えておいる。より倉庫連携の仕組みをより強化するとともに、オムニチャネルへの取り組みや来年以降海外市場への展開を進めていきたいと思っている。

伊藤 秀嗣 社長
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