越境ECを始める事業者に上限100万円の補助金制度、主たる対象はTPP交渉参加国が条件
中小機構が募集開始、新たに越境ECサイトを構築、もしくは出店する事業者が対象
独立行政法人中小企業基盤整備機構は6月30日から、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加国を主たる対象として越境ECを始める事業者に対する補助金制度の募集を始めた。対象は新たに越境ECサイトを構築、もしくは出店する事業者。リニューアルなどは対象としない。
補助経費は越境ECサイト出店・制作費用(翻訳比など含む)、サイトプロモーション費用。補助対象経費の2/3で、100万円を上限とする。募集期間は7月29日まで。
中小機構では補助金制度について次のように採択基準を説明している。
すでに越境ECに関する知識を持ち、計画づくりが進んでいる方を想定しています。特に事業計画の熟度の高い方を採択する予定です。
TPP交渉参加国は以下の通り(日本除く)。
- シンガポール
- オーストラリア
- カナダ
- マレーシア
- ニュージーランド
- チリ
- アメリカ
- ベトナム
- ペルー
- メキシコ
- ブルネイ
TPP対象国で、日本から商品を販売する海外向けEC市場規模が最も大きいのは米国向け。経産省の調査によると、2015年で5381億円規模となっている。
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