中川 昌俊 2014/8/5 15:20

楽天の2014年4-6月期(第2四半期)における国内EC流通総額は前年同期比8.1%増の4546億円だった。消費税増税の影響もあり、4月度の流通額は低迷したものの、5~6月は回復。成長率を維持した。

消費税増税後の流通額の回復は、商品ジャンルによって差があるという。今年6月度の流通額を見てみると、本やDVDは前年同月比33%増、スイーツは同16%増、花・ガーデン・DIYは同15%増と高い伸び率を記録した一方、車・車用品(同9%減)、腕時計(同8%減)、化粧品(5%減)など、高単価で買い置きができる商品ジャンルでは、まだ売り上げが戻ってきていないことが分かる。

消費税の影響について、山田善久副社長CFOは「初めての経験だったため、どれほどの影響が出るかを事前に予測することができなかったが、結果的に良い決算になったのではないかと感じている」と話した。

楽天市場の2014年6月末時点の出店者数は4万1817店舗。1年間で189店舗の増加に留まっている。ただ、微増については特に問題ないとしており、「各店舗に対して高付加価値を提供する方針に変更しており、プラン別の店舗推移を見てもより販売するためのプランが増えている。1店舗当たりの流通額も伸びており、順調に推移している」(山田氏)と説明。2013年10月のヤフーショッピングの無料化の影響が全く出ていないことも強調した。

決算説明会で業績について説明する山田善久副社長CFO
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