「IYフレッシュ」のオーダー単価は1.4倍、リピート率は約2倍[「LOHACO」ユーザーとの比較]

アスクルとセブン&アイが共同運営する生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」の立ち上がりにおける実績を公表

渡部 和章

2018年4月4日 7:00

アスクルとセブン&アイ・ホールディングスが共同で運営している生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」の立ち上げ当初におけるオーダー単価は、アスクルの日用品ECサイト「LOHACO」の約1.4倍、リピート率は「LOHACO」の約2倍だった。

オーダー単価は2017年11月28日~2018年2月20日の平均で、リピート率は2018年1月度の実績。アスクルが2017年6月から2018年2月期連結決算(第3四半期)の決算説明資料で「IYフレッシュ」の実績の一部を公表した。

アスクルとセブン&アイ・ホールディングスが共同で運営している生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」の立ち上げ当初実績

「IYフレッシュ」の立ち上げ実績(画像はアスクルの決算資料を編集部がキャプチャ)

「IYフレッシュ」はセブン&アイ・ホールディングスが取りそろえた野菜や果物、加工食品など約5000種類の食料品を「LOHACO」の物流網で配送するECサービス。2017年11月28日にスタートした。

「IYフレッシュ」のメインターゲットは、家事や仕事、育児に忙しい都市部の30代~40代の女性。

配送の対象地域は東京・新宿区と文京区(4月3日時点)。2018年春をめどに東京西部や北部へ拡大し、2018年中には東京23区内、2020年秋頃には首都圏へと広げる計画だ。

2017年6月〜2018年2月期(第3四半期)における「LOHACO」の売上高は、前年同期比11.2%減の291億円。2017年2月に発生した倉庫火災の影響で減収だった。

BtoC事業全体の売上高は7.3%増の352億円。2017年にペット用品などを販売するチャームを子会社化したことで増収となった。

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