渡部 和章 2018/4/4 9:00

Web接客ツールやEC支援事業などを手がけるムーヴは4月4日、スマホやパソコンのブラウザにプッシュ通知を配信する「ブラウザプッシュファクトリー(Browser Push Factory)」のCRM機能を拡充した。

顧客の購入履歴に基づき、タイミングを見定めたプロモーション施策を自動で行える。

「ブラウザプッシュファクトリー」のCRM機能を活用すると、次のような施策を自動化できるという。

  • 商品購入者に対し、次回購入時に使用できるクーポンを配信
  • 過去の購入商品に応じて、併用に適した商品を通知
  • 単品商品を購入した顧客に対し、商品を使い切る直前のタイミングで「定期引き上げ」を促すメッセージを通知
  • 定期購入の顧客に対し、解約が多くなるタイミングで、購入サイクル/個数を変更できることを通知

「ブラウザプッシュファクトリー」はアプリを使わずにプッシュ通知を配信するツール。ブラウザを閉じた状態のスマホ画面にもメッセージを表示できる。

メッセージの開封率や、メッセージ経由の販売動向などを分析することも可能。

ムーブの「ブラウザプッシュファクトリー」

「ブラウザプッシュファクトリー」のイメージ

「ブラウザプッシュファクトリー」のリリースは2018年1月。リリース前に導入した大手ECサイトの運用実績(平均値)では、ECサイトへの誘導率は12.5~33.3%で、Eメールの10倍以上だったという。通知経由のコンバージョン率は2~3%だった。

対応OSはAndroidとMac、Windows。ブラウザはChromeとFirefox。料金プランは成果報酬型または月額制。

「ブラウザプッシュファクトリー」の活用事例も公開! ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEなどが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】

2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。

基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。

「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。

  • ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
  • ニトリのECサイト運営の裏側
  • AI化、オートメーション化がECサイト運営に与える影響
  • メルカリが語るライブコマースの可能性
  • LINEを活用したECビジネス
  • チャットボットの活用方法
  • Amazon Payの最新事例
  • コメ兵が実施している売上UP施策
  • 運用型広告のインハウス化事例
  • 収益UPのためのCRM活用術
  • 事例で学ぶ「サイト内検索」の改善ポイント
  • サイト内検索改善事例
  • 成長通販の人気アプリの徹底解説
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