瀧川 正実 2014/8/27 16:09

ケンコーコムは8月26日、創業者で現社長の後藤玄利氏が10月下旬に開催する臨時株主総会で代表取締役を退任すると発表した。後藤社長から辞任の意向を受けたという。ケンコーコムは次期体制が決まり次第、開示するとしている。

辞任理由は医薬品のネット販売解禁や、楽天から承継した「楽天24」事業とケンコーコムのの事業統合が実現し、飛躍するための環境が整備されたためとしている。楽天グループとのシナジーを最大化し、企業価値を向上する経営陣にバトンタッチすることが最善と判断した。

臨時株主総会は10月下旬に開催予定。

後藤氏は東京大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。1994年にヘルシーネット(現ケンコーコム)を設立、2000年に通販・ECサイト「ケンコーコム」を立ち上げた。一般用医薬品のインターネット販売の規制に関し、販売再開を求める訴訟を行うなど、医薬品の通販・EC「解禁」の急先鋒(せんぽう)としてネット販売解禁を求めた。ケンコーコムは楽天と資本業務提携を結び、楽天グループに入っている。

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