渡部 和章 2018/10/3 7:00

トッパン・フォームズが実施したダイレクトメール(DM)に関する消費者調査によると、DMを見てからWEBページにアクセスする際の経路として「QRコード」が最も多かった。

調査対象は「20歳以上で、届いたDMを3割以上開封し、メールマガジンに登録している」という条件を満たした消費者に限定しているものの、過去の調査との比較で「QRコード」の利用が増えているという。

20歳以上の男女3000人に「DMに記載されたホームページ(Webページ)へアクセスする際、どの方法が最も利用しやすいか?」と質問した。

選択肢は「QRコード」「検索窓(検索サイトからのキーワード入力)」「URLの表記」「その他」「DMからホームページ(Webページ)にアクセスすることはない」の5つ。

その結果、「QRコード」が42.1%で最も多く、次いで「検索窓」(22.7%)、「URLの表記」(20.7%)、「その他」(0.1%)だった。

「DMからホームページにアクセスすることはない」は14.5%。

「QRコード」を選んだ回答者の割合は、2014年度は19.5%、2016年度は31.5%だった。

2016年度までは「検索窓」が最多だったが、今回の調査で「QRコード」が逆転した。

性別・年代別で見ると、女性は「QRコード」と回答した割合が男性よりも7.3ポイント高い。特に20~30代の女性は6割以上が「QRコード」を選んでいる。

トッパン・フォームズが実施したダイレクトメール(DM)に関する消費者調査
「DMに記載されたホームページ(Webページ)へアクセスする際、どの方法が最も利用しやすいか?」と質問

トッパン・フォームズは「QRコード」の利用状況の見通しについて、次のように指摘している。

「QRコード」は、近年のスマートフォンの普及と相まって、今後もその割合が増えていくと予想されます。

受け取り手の年齢や性別、商品・サービスの購入履歴などに基づいて、個々人に最適な情報が載っているDM(パーソナライズDM)について、どのように思うか聞いた。

「自分にメリットのある情報をもらえるなら構わない、好ましい」と回答したのは43.2%。男性40代の56.3%は「構わない、好ましい」と考えている。

トッパン・フォームズが実施したダイレクトメール(DM)に関する消費者調査
パーソナライズDMについて質問

調査概要

  • 調査手法:株式会社クロス・マーケティングによるWebアンケート方式で実施
  • 対象者:全国の20歳以上の男女で、届いたDMを3割以上開封し、メールマガジンに登録している人  
  • 有効回答数:3000人(20代、30代、40代、50代、60代以上の各性年代300名)
  • 実施時期:2018年3月27日~3月28日
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