ECのオープンソース最新版「EC-CUBE 4」をロックオンがリリース、何が変わった?
ECサイト構築のオープンソース「EC-CUBE(イーシーキューブ)」の最新版「EC-CUBE 4」を正式リリース
ロックオンは10月11日、ECサイト構築のオープンソース「EC-CUBE(イーシーキューブ)」の最新版「EC-CUBE 4」を正式リリースした。
「ECの色を」というコアコンセプトのさらなる実現のため、内部機構からの見直しを実施。カスタマイズ性や使い勝手を大幅向上させたメジャーバージョンアップとなっているという。正式リリースまで2年間、開発・準備に費やした。
主なバージョンアップ内容
- パフォーマンスが「EC-CUBE 3」最新版の2倍以上に向上
「EC-CUBE 4」は、特別設定しなくても「EC-CUBE3」系最新版に比べて2倍の速度で動作。アイテム9万点(商品点数1万点、規格3×3)でも問題なく動くという。 - 基本機能が「EC-CUBE 3」よりも10%増
フロント機能として、商品一覧での購入機能、デバイスをまたいでカートが保持される機能など、売上UPに効果的な機能を追加。管理画面全体のUIを刷新し、使いやすさを追求した。注管理画面での一括処理や出荷伝票番号入力機能など運用業務の効率をアップさせる機能も追加した。 - セキュリティ診断も実施済み
「EC-CUBE 4」はリリース前段階で、機械的なセキュリティチェック、専門家によるセキュリティ診断を実施。今後、継続的なEC-CUBEのセキュリティ向上を目的とし、EGセキュアソリューションズとのアドバイザリー契約を締結した。 - 決済プラグインを含む各種プラグインが充実
決済プラグインを含む各種プラグインは、人気のあったプラグインを中心に30個以上を搭載。早期に100個以上のプラグイン提供をめざす。
「EC-CUBE」はリリースから12年が経過。現在約3万店舗が利用している。
「EC-CUBE」既存バージョンのサポート方針
「EC-CUBE 4」リリース以降の既存バージョンのサポート方針について、「EC-CUBE 2」系はVer2.13を最新安定板として、引き続きサポートを継続。開発コミュニティ主体で開発を進めているVer2.17(2系PHP対応版)は、リリースに向け調整という。
「EC-CUBE 3」系も引き続きサポートを継続。2018年内をめどに、Ver3.0.16からの不具合を修正し、Ver3.0.17をリリース予定。
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