「PayPay」のカード決済は本人認証で上限25万円、3Dセキュア対応で上限金額を変更

QRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」は1月21日、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応、本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定した

瀧川 正実

2019年1月21日 16:30

ソフトバンクとヤフーの共同出資会社PayPayが提供するQRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」は1月21日、本人認証サービス(3Dセキュア)に対応、本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定した。

本人認証されていないクレジットカードでの決済上限金額は、過去24時間で2万円、過去30日間で5万円とした。

QRコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」は本人認証サービス(3Dセキュア)に対応、本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定した
本人認証されたクレジットカード決済の上限金額を過去30日間で25万円に設定(画像は編集部が「PayPay」のお知らせをキャプチャ)

本人認証サービスとは、事前にクレジットカード会社に登録したパスワードなどを入力することで本人認証を行い、不正利用やなりすましを防ぐ仕組み。

本人認証サービスの利用には、①クレジットカード会社での本人認証サービスの利用設定やパスワードなどの事前登録②PayPayでのクレジットカードの本人認証手続き――の2手順が必要となる。

「PayPay」にクレジットカードを新たに登録する場合、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力した後、クレジットカード会社の認証ページに移動。認証ページで、事前に登録したパスワードなどを入力すると、クレジットカードの本人認証が完了するという。

PayPayではこれまで、セキュリティ対策を施すための対応策として、クレジットカードでの決済金額と「Yahoo! Japanカード」からのチャージ金額の上限として、30日間(720時間)で5万円(複数のクレジットカードを登録している場合も合計5万円まで)とする措置を実施。決済金額は1日あたり2万円までとする上限措置を行っていた。

「Yahoo!ショッピング」は2019年2月に「PayPay」対応

12月4日からスタートした「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」が12月13日23時59分に終了。当初のキャンペーン期間は2019年3月31日までで、「付与金額が100億円に達した場合、本キャンペーンは途中終了」としていた。

「PayPay」は2019年2月から「Yahoo!ショッピング」と「ヤフオク!」を皮切りにオンライン決済に対応する(4月からは「LOHACO」でも使用可能となる予定)。

「PayPay」残高のネット通販利用など、EC事業者の注目は「Yahoo!ショッピング」での施策に集まっている。

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