中川 昌俊 2014/11/6 17:30

楽天は11月5日に2014年7-9月期(第3四半期)連結業績を発表し、楽天市場の流通額を中心とする国内EC流通総額は前年同期比11.3%増の4795億円と好調に推移した。2014年9月はプロ野球団の優勝に合わせた優勝セールで流通総額の押し上げ効果があったが、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのセールが奏功し、昨年の流通額を大きく上回った。

スマートフォン(スマホ)やタブレット経由の流通額の伸びが大きく、7~9月期の国内EC流通総額のうち43%(約2062億円)がスマホやタブレット経由になったと。スマホやタブレットユーザーの操作性を高めるため、デザインの変更や機能追加を実施してきたとしている。

ユニーク購入者数は前年同期比6.9%増、注文件数は同6.2%増。1注文あたりの購入金額も伸びていることから、以前より高価な商品を購入するユーザーが増えていることがうかがえる。

2014年9月末時点の出店者数は4万1718店舗。2013年9月末に比べ215店舗減った。ヤフーショッピングが出店料を無料化したことにより、新たにECに参入する企業がヤフーから始めるケースが増えたことが影響しているとみられる。

一方で、売り上げの大きな店舗向けプランのスタンダードプランやメガショッププランの契約店舗の割合が2013年9月に比べ5.2ポイント増の42.3%に拡大。1店舗あたりの売り上げが伸びており、「プレミアムモール」を掲げる楽天としては、狙い通りに推移しているようだ。

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