コロナ禍でアジアや米国の消費者は日本製品を越境ECで購入している? その頻度は?
中国・台湾・香港・韓国・タイ・アメリカの消費者に対して行った越境EC利用に関する調査
アウンコンサルティングはこのほど、訪日客数の多い国と地域である中国、台湾、香港、韓国、タイ、アメリカの消費者に対して日本製品などに関するアンケート調査を実施した。
新型コロナウイルス感染症の流行前と変わらずECサイトを通して日本の商品を買っているかなどを聞いたところ、中国およびアメリカの顧客は「買っている」が40%を超えた。
「買っている(頻度が増えた)」では中国・台湾・韓国で増加、タイでは22.7%と最も多い。
今回調査では、「今まで買ったことのある日本製品を教えて下さい」という質問を追加。全体的に家電や日用品の回答率が高く、特にアメリカでは家電が49.9%と半数近くの回答率となった。
「通販で買えるようにしてほしい」日本製品を聞いた(自由回答)ところ、次のような結果となった。
- 中国:スキンケア商品、薬用化粧品
- 台湾:酒類、衣類、書籍
- 香港:衣類、書籍
- 韓国:書籍、漫画
- タイ:エアコン
- アメリカ:ゲーム用品
アフターコロナに向けたプロモーションについて、観光業を含むインバウンド業界の企業は現在、海外需要よりも国内需要に重点を置いている。海外向けのプロモーションは当面の間、販促施策よりも認知施策(収束後の需要喚起または態度変容を狙う目的)の準備を行う必要があるとしている。
調査概要
- 対象の国と地域:中国、台湾、香港、韓国、タイ、アメリカ
- 調査期間:2021年6月1日~2021年7月25日
- 対象:対象の国と地域の各200人以上、18歳以上の男女
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