石居 岳 2021/9/2 10:00

そごう・西武は9月2日、「サステナビリティ」をテーマにしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」を西武渋谷店パーキング館1階にオープンした。

メディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」の特徴

  • Webカタログを活用した非接触でのウォークスルー決済
  • AIカメラによる店内データ解析(通行/来店/購買)
  • 店頭とECの完全リアルタイム在庫連動
  • BOPISおよび店頭配送などの受渡/配送システム
  • 店頭/EC/Webメディア一体のデータプラットフォーム

店舗とECの完全在庫連携を実現。店頭で見た商品を帰宅後にECサイトで購入、あるいはオンラインで購入した商品を店舗で受け取るといった顧客目線での購買体験のあり方を追求したという。

「CHOOSEBASE SHIBUYA」の主要機能 そごう・西武の「サステナビリティ」をテーマにしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」
「CHOOSEBASE SHIBUYA」の主要機能

デジタルトランスフォーメーションに関する戦略コンサルティング、プロダクト開発などを手がけるROUTE06とストア開発で協業。最先端のテクノロジーを活用したRaaS業態で展開し、デジタルネイティブ世代と新興ブランドの出会いを創出している。

 「CHOOSEBASE SHIBUYA」では、商品説明など販売員の役割の一部をスマホが担う。公式ECサイトとストアが連動した商品を展開。店頭で購入を迷った場合、自宅でゆっくり検討、購入することができる。ショールーミングストアとは違い、全商品が持ち帰りに対応していることが特徴だ。

「CHOOSEBASE SHIBUYA」では、商品説明など販売員の役割の一部をスマホが担う そごう・西武の「サステナビリティ」をテーマにしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」
次世代店舗の在り方も提供する

 

会場は4つのエリアで構成、それぞれ異なる体験を提供する。2つある展示室エリアでは、D2Cブランドを中心に51ブランドの商品を展開。これらのブランドは、「CHOOSEBASE SHIBUYA」ストアのキーワードである「サステナビリティ」を切り口にキュレーションしている。

展示室エリアのイメージ そごう・西武の「サステナビリティ」をテーマにしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」
展示室エリアのイメージ

3つ目のエリアには、ファッションD2CのFABRIC TOKYOが働く女性のためのオーダーウェアブランド「INCEIN」の1号店を開設。3Dスキャンボックスで身体を採寸し、サイズとデザインを自分好みにカスタムオーダーする。

商品展示だけではなく、ラウンジエリアも用意する。完全キャッシュレスのパーソナライズドカフェ「TAILORED CAFE」を展開。専用モバイルオーダーアプリ「COFFEE App」を使い事前注文することで、待ち時間なくスムーズに商品が受け取れる。

オープン時には、Googleが提供するさまざまなデバイスを通じ、Youtubeの音楽視聴に新しい楽しみ方を提案するプロジェクト「I DISPLAY music.」の特別ブースを設置。プロジェクトで制作したAdo「夜のピエロ(Teddy Loid Remix)」のMVの世界観を、Googleの最新ガジェット、非接触ディスプレイを搭載した装置で体感できる。

「I DISPLAY music.」の特別ブース そごう・西武の「サステナビリティ」をテーマにしたメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」
「I DISPLAY music.」の特別ブース
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