BtoB-ECサイトを最短1か月・月額8.9万円から導入できるプラットフォーム「FIRMART」とは?
ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を展開するecbeingは10月11日、高機能なBtoB-ECサイトを最短1か月、低コストで導入できるBtoBプラットフォーム「FIRMART(フィルマート)」をリリースした。
費用的な面で構築に踏み切れない、構築に時間がかかる、BtoBカートサービスでは利用普及、将来性に不安を感じる、セキュリティが心配――といった課題を解決できるサービスという。
「FIRMART」は、ECサイト構築パッケージ「ecbeing BtoB版」のノウハウを詰め込み、高機能で安価かつスピーディーにBtoB-ECサイトを立ち上げることができるプラットフォーム。
BtoBに特化した豊富な標準機能、多彩なデザインテンプレート、小規模カスタマイズにも対応。導入企業の運用に合わせたサイト提案が可能としている。セキュリティ対策・機能は「ecbeing BtoB版」と同水準で提供する。
オプション機能「Web セールス・オフィス」を利用すると、営業メンバーの代理ログインによる顧客サポート・商品レコメンド・代理注文などができるようになる。PC操作に不慣れな顧客に対し、サイトの利用支援・促進などを促すことが可能。営業活動のDX化を強力に推進できるという。
パッケージ版「ecbeing BtoB 版」への移行も可能。専用環境の提供、高度なカスタマイズが可能となり、BtoB-ECサイトのさらなる売上拡大、効率化を図ることができる。
導入費用は50万円~で、月額費用は8万9000円~。別途SSL費用が発生する。導入スケジュールは最短1か月から。
経済産業省が7月30日に発表した「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、BtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334兆9000億円。BtoB-EC市場規模の業種別内訳における「その他」を除いたEC化率は、2019年比で1.8ポイント増の33.5%。
新型コロナウイルスの流行により、法人営業の手法も対面営業からWeb会議などへの転換を迫られ、営業手法を含めたDX化の推進が加速。BtoBサイトもDX化の一部として、新たな販売チャネルの創出、受注業務の効率化などを目的とし、多くの企業で導入の検討が進んでいる。