ギフトの購入場所は「総合ECサイト」が1位、「デパート・百貨店」は2位。ECでの購入増も渡し方は「手渡し」が主流
ギフトモールが実施した「ギフト購入関する調査」によると、ギフトの購入先は「総合ECサイト」が49.4%と最も多かった。
「ギフト購入関する調査」は、2021年6月から1年間のギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)について、全国20代~50代の男女、合計2400人を対象に調査を行った。
購入先のトップ「総合ECサイト」は、2021年の調査開始以来初めて「デパートや百貨店の店頭」(46.0%)を上回った。その他の購入先は「専門店の店頭」(28.6%)、「ショッピングセンター・ショッピングモールの店頭」(26.6%)、「ギフト特化型のECサイト」(26.5%)。上位5つの購入場所でが全体の約9割を占めた。
「ギフト特化型のECサイト」は新規サービスでありながら、4人に1人が利用する購入先に。以前から親しまれている「専門店」「ショッピングモール」といった店頭に迫る勢いに成長している。
「総合ECサイト」「ギフト特化型のECサイト」「デパートや百貨店の店頭」にフォーカスし、2021年8月~2022年6月の利用推移を見てみた。「総合ECサイト」は2021年8月の46.6%から2022年6月は2.8ポイント増加。1年足らずで「デパートや百貨店の店頭」を上回った。「ギフト特化型のECサイト」も2021年8月の25.8%から2022年6月には0.7ポイント増加した。
ギフトの渡し方は「百貨店・専門店などの店頭で買ったものを手渡しで贈った」が41.2%、「ネット(総合ECサイト、ギフト特化型のECサイト)で買ったものを手渡しで贈った」が30.6%で、「手渡し」は合計71.8%で強く支持されている。一度自分の手元に届いたギフトを、相手に直接会って渡すケースが多いようだ。
年間のギフト購入回数は全世代の平均で5.25回、総額は平均3万8246円、平均単価は7283円。ギフト購入回数を年齢別に見ると、50-54歳が最も多く6.0回。続いて35-39歳で5.9回、30-34歳で5.6回。可処分所得が高く、また友人や知り合いの結婚や出産・引っ越しなどのライフイベントなどギフトを購入する機会が多い世代の購入回数が多い。
ギフトを贈った相手は「母親/父親」が65.4%、「自分の子供」が62.6%(子供有りの方のみ回答)で、他の選択肢に比べ約20ポイント以上も高い。「同性の友人」が43.5%、「配偶者・パートナー」が39.1%、「自分」が33.5%と続いた。
住所を知らない相手にSNSなどで受け取り用のURLを使いギフトを贈る「ソーシャルギフト」について、「すでに利用したことがある」と回答したのは8.7%。「いずれ利用したいと思う」と回答した利用意向者は42.0%に達した。
20~50代の世代別に見ると、20代は利用経験者が14.2%、利用意向者は49.2%で、合計は63.3%。利用経験者・利用意向者の合計値は、年代が30代(54.0%)、40代(43.8%)と、年齢が若いほど利用意向が高い傾向にある。
調査概要
- 調査目的:インターネット上でのギフト購入に関する最新の利用実態の把握
- 調査名:ギフト購入関する調査
- 実施時期:2022年6月24日~28日
- 実施時期:インターネット調査
- 調査主体:オンラインギフト総研
- 回答人数:全国20歳~59歳の男女2400人(年齢性別均等割り付け/2021年6月からの1年間にギフト購入経験がある人)
※記事初出時にタイトルに誤りがあり、10/26の15時に修正いたしました。