ニトリが通販事業拡大などで埼玉と兵庫に物流センターを新設へ、約76億円で土地を取得
首都圏と近畿圏に商品供給の拠点を増強し、店舗数の増加と通販事業の拡大に備える
ニトリは12月24日、通販事業の拡大などにともない、埼玉県と兵庫県に物流センターを新設すると発表した。埼玉県と神戸市から合計約76億4000万円で土地を取得。首都圏と近畿圏に商品供給の拠点を増強し、店舗数の増加と通販事業の拡大に備える。
ニトリのネット通販売上高は2014年2月期に122億円。2013年2月期は84億円、2012年2月期は67億円で、右肩上がりを続けている。物流センターの新設は、通販需要の高まりと店舗数の増加にともう物量の増加に備えるため。物流の効率化と安定化につなげる。
ニトリグループでは現在、北海道、埼玉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県に物流センターを10拠点構えている。通販専用の物流倉庫は持たず、各地域のセンターから商品を配送している。
新たに取得したのは埼玉県幸手市と兵庫県神戸市の土地で、埼玉県からは約50億円、神戸市からは約26億4000万円で取得。建設費用などを含めた総投資額は明らかにしていない。
埼玉県で4拠点目となる物流センターの土地面積は10万6441平方メートル。建設を予定している物流センターの床面積は約6万坪(約19万8000平方メートル)で、現在稼働している関東DC(埼玉県埼玉郡白岡町)と比べると約1.8倍の規模になる。
神戸市は2拠点目。土地面積は3万2239平方メートル。関西DC(兵庫県神戸市中央区)の2万9965坪(9万8884平方メートル)と比べると、やや小さい規模(約5万9400平方メートル)になる。
埼玉県の物流センターは2016年7月に着工、2018年上旬に竣工する予定。神戸市は2015年下期に着工、2017年度中に竣工する予定としている。
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