高野 真維 2023/7/12 6:30

NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社DearOneによると、伴走型アプリ開発サービス「ModuleApps2.0(モジュールアップス2.0 )」が累計9000万ダウンロードを突破(2023年6月現在)した。

2011年10月に「ModuleApps」を用いたアプリ開発支援サービスを始め、多くの企業と共同でアプリを開発。2021年9月には、「ModuleApps2.0」にサービスを刷新した。

ここ数年、アプリを用いたデジタル会員証が浸透したことが、アプリダウンロード数の増加に大きく寄与したという。

アプリの導入を検討している企業からの問い合わせは急増。コロナ禍以降は、3密を避ける対策や、「ユーザーとのリアルの接点の代わりとなるデジタル接点を増やしたい」という企業のニーズが高まっているという。

「ModuleApps2.0」は23年6月に9000万ダウンロードを突破した
「ModuleApps2.0」は23年6月に9000万ダウンロードを突破した

累計アプリダウンロード数が8000万件を突破した2023年11月以降も、大手企業を中心に、多くの企業の公式アプリを共同開発。ホテル業界、自治体、ホームセンター業界、アパレル業界、小売業界、イベント業界など多岐に渡るという。

こうした企業に対して「ModuleApps2.0」は、会員証、ポイントカード、プリペイドカードのデジタル化といったユーザー体験の向上、プッシュ通知機能を用いた情報発信による来店頻度の向上に寄与している。

DearOneは米国発祥の行動分析ツール「Amplitude(アンプリチュード)」を「ModuleApps2.0」に標準搭載している。これにより、アプリ上でのユーザー行動がより正確に把握でき、リテンションやコンバージョンを増やすための分析が簡単にできるという。

「各種デジタルマーケティングツールを用いて自社製品・サービスのユーザー行動を分析し、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー)の向上を図りたい」という企業が増加しており、この需要に応える目的。DearOneは、「Amplitude」の日本国内での総合代理店として認定を受けている。

「ModuleApps2.0」とは
実店舗を運営している企業や自治体を対象にした公式アプリ開発サービス。「モジュール」と呼ばれるあらかじめ開発した豊富なアプリ機能(サンプル・ひな形)から、必要な機能を組み込むことで自社オリジナルの公式アプリを開発できる。一覧にない機能は、オーダーメイドで開発することも可能だ。アプリのリリース後もグロースをめざして、クライアント企業と伴走する。
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