千趣会がシニア向け通販を強化、60代後半~70代向けの通販カタログを創刊
千趣会は、子育て世代の女性を対象とした通販事業を強みとしてきたが、既存顧客が一定の年齢層に達すると離脱してしまう課題を抱えていた
千趣会は4月19日、60代後半から70代の女性を対象とした通販カタログ「わたしの彩り」を創刊した。レディースファッションを中心に、服飾雑貨や生活雑貨などライフスタイルを提案する。
新カタログ「わたしの彩り」は、シニア世代の女性の悩みに対応した体型変化をカバーする商品や、気分が高揚するような色使い・デザインの商品を提案していく。掲載商品の価格帯は、トップスが1980円から、パンツは3740円から(ともに税込)など。顧客が購入しやすい価格の商品を選定した。
シニア世代を対象としているため、カタログでは大きめの文字や写真を使用。対象顧客と同世代のモデルを起用して、顧客が商品を着用したときのイメージが湧くように工夫している。
「わたしの彩り」創刊号の発行部数は10万部。ページ数は68ページで、5月と10月の年2回発行する。
千趣会は、子育て世代の女性を対象とした通販事業を強みとしてきたが、既存顧客が一定の年齢層に達すると離脱してしまう課題を抱えていた。2019年には、50代後半から60代向けのカタログ「花笑(はなえ)むとき」を創刊。一定の実績は上げたものの、それ以降の年代に対するアプローチができていなかった。
2023年秋に60代後半から70代の女性をターゲットとしたテストカタログを発刊。手応えを得たことから、同世代の女性に向けたカタログ「わたしの彩り」の本格的を決めた。
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