鳥栖 剛[執筆] 8/26 7:30

ジャパネットホールディングスの子会社でBS放送を手がけるジャパネットブロードキャスティングは8月22日、2025年1月から「BSJapannext」と「スターチャンネル」を合併し、新たな放送局「BS10(ビーエステン)」としてリニューアルすると発表した。

ジャパネットホールディングスの子会社でBS放送を手がけるジャパネットブロードキャスティングは、2025年1月から「BSJapannext」と「スターチャンネル」を合併し、新たな放送局「BS10(ビーエステン)」としてリニューアルする
「BSJapanext」は「BS10」に改称しロゴも刷新。PR大使としてはサンリオの人気キャラクター「ポチャッコ」を起用

ジャパネットブロードキャスティングは2022年3月に「BSJapannext」を開局。ショッピングチャンネル、朝日放送テレビから受け継いだ人気クイズ番組「パネルクイズアタック25Next」、ゴルフなどのスポーツ中継番組を中心に放送してきた。2023年3月からは資本業務提携しているLCC・スターフライヤーの機内放送で「BSJapannext」の番組を視聴可能にするなどの取り組みも開始。2024年4月には映画専門の有料BS放送「スターチャンネル」を放送するスター・チャンネルの全株式を東北新社から取得し完全子会社化、2024年8月1日付でスター・チャンネルをジャパネットブロードキャスティングに吸収合併している。

2025年1月から、「BSJapannext」と「スターチャンネル」はBS10chにチャンネルポジションを統合する。現在「BSJapannext」はBSの263chで、「スターチャンネル」の元々のチャンネルポジションであるBS10chに移ることになる。これまで「BSJapanext」を視聴するには、電子番組表かテレビリモコンの3桁入力からアクセスする必要があり「テレビリモコンでザッピングできる環境になかった」(ジャパネットブロードキャスティング社長執行役員・佐藤崇充氏)。チャンネルポジションの変更で視聴アクセスの向上につなげる。

合わせて「BSJapannext」は「BS10(ビーエステン)」に名称を変更、「スターチャンネル」は「BS10スターチャンネル」に変更しそれぞれロゴも刷新する。BS10chの同一チャンネルポジションで無料放送の「BS10」と、有料放送の「BS10スターチャンネル」が視聴できるようになる。テレビリモコンの「チャンネル(選局)」の山型ボタンや+ボタンを押すことで有料放送と無料放送の切り替えができるという。なおチャンネルボタン同ポジション内で無料放送と有料放送のハイブリッド運営を行うのは「衛星放送史上初」(同社)という。

ジャパネットホールディングスの子会社でBS放送を手がけるジャパネットブロードキャスティングは、2025年1月から「BSJapannext」と「スターチャンネル」を合併し、新たな放送局「BS10(ビーエステン)」としてリニューアルする
チャンネルボタン同ポジション内で無料放送と有料放送のハイブリッド運営を行う

「BS10」リニューアルに合わせて放送番組のコンテンツ強化も行う。「パネルクイズアタック25Next」は記念特番など企画を強化する。スポーツ番組もバスケットボール中継・国内ゴルフ中継・プロ野球中継などさらに強化していく。ジャパネットHDではBリーグ所属のプロバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」の運営も行っており、バスケットボール全体を盛り上げるべく多彩な情報満載の応援番組も放送していくという。「BS10スターチャンネル」では日本語吹き替え比率を30%から70%へ高める。映画専門チャンネルの中で最大級の吹替率とし、他放送や映像化されていない貴重な吹替版も放送する予定としている。

またリニューアルに合わせ「BS10PR大使」としてサンリオの人気キャラクター「ポチャッコ」を起用。各番組などに登場していく予定としている。

無料放送「BS10」から有料放送「スターチャンネル」への送客、ジャパネットたかたが発行するカタログやチラシなどの自社媒体を活用した告知などジャパネットグループならではの強みを生かす考え。

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