中川 昌俊 2015/2/26 14:15

ECサイト制作などを手がけるEC技研は2015年1月から、ネットショップ管理システム「EC24」の提供を開始した。「楽天市場」などのモールが提供する商品情報、注文情報、在庫情報、決済情報といった最新情報を、API技術を利用して一括管理および自動化するのが特徴。中小EC事業者をメインターゲットに1サイトあたり月額3000円で提供し、初年度500社の導入をめざす。

モールが提供しているAPIを活用し、商品登録や注文処理、在庫連携などの業務を自動化する。たとえば、CSVデータの取り込みや注文メールなど手動で対応していた業務の手間を省くことが可能。自動化できるので、24時間365日、自動的に処理することができる。

EC事業者は自動化されていない業務を勤務時間内に処理対応することで、コストの削減、業務時間の短縮が可能になるという。

「たとえば、自動で受注処理できる状態にしていれば、事務所に出勤して発送を行える状態になっている。さらに、アマゾンのFBAを使っていれば、発送処理までも自動化できる。すべての業務を自動化することも可能だ」(塩田修一ECテクニカルコンサルタント)

楽天市場、ヤフーショッピング、ヤフーオークション、アマゾンに対応済み。現在ポンパレモールへの対応も進めており、今後、対応サイトを増やしていく予定。

ASP版とパッケージ版の2種類で提供で、ASP版は1サイトあたり月額3000円で利用可能。主に中小ECサイトへの導入を狙う。

パッケージ版は、EC事業者の要望に応じたカスタマイズを行うことが可能。買い切りで価格は100万円から。

「EC24」の仕組み
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