ガリバーが中古車のネット通販に参入、楽天市場とヤフーショッピングに出店
6種類の価格帯で販売、タイヤやオイルなどの新品交換も付与する
中古車買い取り・販売のガリバーインターナショナルは3月1日、「楽天市場」に出店し、中古車のインターネット通販に参入した。4月からはヤフーショッピングにも出店する。
ガリバーでは従来、中古車の査定、店舗で販売している中古車の検索サービスをネット上で展開していたが、販売を行うのは初めて。ネット販売を手がけることでオムニチャネル展開を進め、実店舗とのシナジー効果を高めるのが狙い。
ネットで販売する中古車は①購入から5年未満②走行距離5万キロメートル以下③評価A以上――などの条件を満たす国産車。79.8万円、89.8万円、99.8万円、119.8万円、129.8万円、159.8万円、199.8万円の6つの価格帯で販売する。
また、タイヤやオイルなどの消耗品、全11項目を新品交換し、保証付きで販売。中古車でも安心して購入できる環境を整えた。
販売開始時点で160台を販売。今後、全国の販売店とのネットワークを強化していくことで、ネットで取り扱う台数も増やしていく考え。
中古車の販売は2014年6月に中古車販売事業者のネクステージがアマゾンに出店し、ネット販売を開始。主要消耗品8パーツを新品に取り換え、33万円、44万円、55万円の3価格に統一して販売している(参照記事)。
中古車の場合、商品の状態がわからないと購入しにくいと考える消費者は多い。統一価格での販売や消耗品を新品に取り替えることで、安心感を高めている。
今後、こうした売り方がネットでの中古車販売の標準となることが考えられ、ネット販売に参入する中古車販売企業が増える可能性がある。
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