瀧川 正実 2015/3/4 13:15

駐車場運営やレンタカーサービスのパーク24は、中古車のネット販売事業に参入する。子会社のタイムズモビリティネットワークスがECサイトの運営などを推進。レンタカーサービス「タイムズカーレンタル」とカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」で利用している車両を、3月16日から個人向けに販売する。

中古車のネット販売を巡っては、2014年6月に中古車販売事業者のネクステージがアマゾンに出店し、ECを開始。ガリバーインターナショナルも3月1日、「楽天市場」に出店し、中古車のネット通販を始めている。

「タイムズカープラス」では、退会する会員の2割は「クルマの購入」が退会要因となっているという。ネット販売はこうしたユーザーに対し、新しいクルマの購入チャネルとして提供する。

パーク24グループは、「タイムズカーレンタル」と「タイムズカープラス」をあわせて約3万6000台の車両を保有している。個人向けにネット通販を始める中古車は、原則として初年度登録から5年未満の高年式車両が対象。仕入れに関する中間コストや展示費用が発生しないため、「ロープライスで提供することができる」という。

タイムズモビリティネットワークスがレンタカーおよびカーシェアリング車両である「タイムズカー」販売の専用サイトを立ち上げ、運営・販売を行う。コンパクト車のほか、軽自動車、ハイブリッド車、ミニバン、ワゴン、輸入車などの車種のなかから、タイムズモビリティネットワークス厳選の車両を販売する。

「タイムズカーレンタル」などのパーク24が運営するネット販売サイト

中古車の販売専門サイトのイメージ

販売車両は、法定点検に加え、タイヤ・バッテリー・エンジンオイル・オイルフィルター・フロアマットなどの8品目を新品交換。整備した後に商品を引き渡す。購入後1年間、エンジン、動力伝達、ステアリング、ハイブリッドなど幅広い範囲の故障を無償で修理する「タイムズカー保証」を付ける。

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