楽天ラクマ、台湾の「ファミリーマート」アプリ内でリユース商品を出品
楽天グループ(楽天)のフリマアプリ「楽天ラクマ」が12月10日、台湾企業が運営する「台湾ファミリーマート」のアプリを通じて、リユース事業者が出店する「ラクマ公式ショップ」のリユースブランド品・ファッションアイテムの出品連携を開始した。
台湾の全家便利商店股份有限公司が運営する「全家便利商店」(台湾ファミリーマート)のアプリ内で、PChome Onlineグループの比比昂(Bibian)が提供しているユーザー向け購入代行サービス「比比昂日貨二手精品」を通じて、「ラクマ公式ショップ」が連携した。
「Bibian」は、台湾EC最大手のPChomeグループ企業で台湾最大級の越境ECサイト。日本に国際物流倉庫を置き、業界最安水準の国際送料運賃、多様な決済方法やショッピング補償など、高品質なサービスを提供している。台湾在住のユーザー向けに世界中のECプラットフォームなどから商品の購入代行も手がける。
6月には「台湾ファミリーマート」アプリにおいて日本の商品が購入できる「比比昂日貨」をスタートした。「比比昂日貨」のサービスとして日本のリユース品を取り扱う「比比昂日貨二手精品」が同アプリ内で新たに開始されたため、「楽天ラクマ」は「ラクマ公式ショップ」のリユース商品と連携を開始した。
「比比昂日貨」のユーザーは30~40歳代の女性が多く、ブランド品などファッションへの人気が高いことから、「ラクマ公式ショップ」のファッションカテゴリ(レディース、メンズ)の商品を出品連携する。「台湾ファミリーマート」のアプリ会員数は、2024年11月時点で1800万人。
「楽天ラクマ」は2022年から、リユース事業者が「楽天ラクマ」に出店できる「ラクマ公式ショップ」を提供。プロによる検品や顧客対応で安心して購入できるため、ユーザーから好評を得ているという。
近年は、日本のリユース品における状態の良さや品ぞろえの豊富さが海外でも価値を高め「Used in Japan」というキーワードで需要が向上しているという。「ラクマ公式ショップ」の海外購入代行においても、特にファッションカテゴリが成長している。「ラクマ公式ショップ」のファッションカテゴリ(レディース、メンズ)における海外購入代行の取引金額実績を、2023年1~11月と2024年1~11月で比較すると約1.9倍の伸びを示しているという。