高野 真維[執筆] 7:30

LINEやメールでデジタルギフトを贈れるサービス「eギフト」を手がけるギフティの2024年1-12月期(通期)連結決算は、売上高が前期比32.2%増の95億5400万円、営業利益は同37.6%増の17億4300万円、経常利益は同27.5%増の15億7900万円だった。

流通額は同74%増の109億円。法人の高い「eギフト」需要が継続し、流通額、売上高は過去最高を記録した。法人が実施する各種キャンペーンの景品や謝礼として、ユーザーに「eギフト」を贈れるサービス「giftee for Business」サービスでは、利用企業・自治体(DP)数は2028社(前期比250社増)、案件数は1万6327件(同2611件増)となった。ギフティのサービス別の売上高構成比では、「giftee for Business」が約8割を占める。

店頭での引き換えや、生成した「eギフト」を自社ECサイトで販売できる「eGift System」サービスでは、幅広いジャンルの法人で導入が進み、利用企業(CP)数は267社(前期比19社増)となった。

消費者向けに「eギフト」サービスを提供する「giftee」サービスでは、会員数は232万人(前期比18万人増)となった。

ギフティが展開する4つのサービス(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
ギフティが展開する4つのサービス(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
流通額、売上高の四半期推移(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
流通額、売上高の四半期推移(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)

当期純損益は5億1000万円(前期は1億2900万円の当期純利益)の赤字に転じた。2021年に子会社化したソウ・エクスペリエンス(SOW)が買収時の事業計画を大きく下回る業績となったため、のれんを全額減損。特別損失15億円を計上したことが響いた。

2025年の通期業績予想は売上高142億9800万円(前年同期比49.7%増)、営業利益24億800万円(同38.2%増)、経常利益21億9200万円(同37.3%増)としている。

法人・個人によるサービスの利用拡大とともに、成長戦略実現に寄与するM&A、アライアンスの推進を予定している。

ギフティが掲げる成長戦略(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)
ギフティが掲げる成長戦略(画像はギフティのIR資料から編集部がキャプチャ)

なお、純利益の予想数値は非開示。戦略的にM&Aを推進しており、減損損失・法人税等調整額等の精緻(せいち)な見積もりが困難であることを理由としている。

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