鳥栖 剛[執筆], 宮本和弥[執筆] 9:00

イオンリテールはこのほど、総合スーパー、「イオン」「イオンスタイル」の「Glam Beautique(グラム ビューティーク)」の一部店舗にAI肌診断を導入した。

消費者店舗に設置したタブレット、アプリ「Glam Beautique」で肌測定を試すことが可能になる。またその診断を受け、店舗で自身の肌状態に合ったカウンセリングを受けることができる。

AI肌診断開発を手がけるNoveraの「skinsense(スキンセンス)」を導入して実現した。

イオンリテールは「Glam Beautique」で、メーカーやブランドを問わず、店舗にある制度品化粧品や推奨品から顧客に適した化粧品を提案するといった美容カウンセリングを担う美容部員「ビューティアーティスト」を2024年12月に本格導入。化粧品紹介のツールの1つとして、AI肌診断「skinsense」を採用した。

「Glam Beautique」一部導入店舗設置のタブレットにてその場で肌測定を試せるほか、独自アプリ「Glam Beautique」でも肌測定できる。「Glam Beautique」は「ビューティアーティスト」と顧客をつなぐアプリで、「ビューティアーティスト」在籍店舗のみで利用できる。制度品化粧品などの対象商品を購入した場合、税抜100円ごとに1ポイントが付与する。

「Glam Beautique」はAI肌診断「skinsense」の肌測定機能付き、店舗で自分の肌状態に合ったカウンセリングを受けることが可能。簡単なカウンセリング後に顔写真を撮影すると、肌質、毛穴、キメ、透明感、シミ、シワ、潤いの7項目で肌測定結果を表示する。ビューティアーティストからのアドバイスコメントのほか、自分と似た肌データのユーザーの行動情報(購買データ)を、AIが学習・分析し、顧客ごとに最適な「おすすめアイテム」を予測して提示する。

イオン、化粧品提案の接客で一部店舗にAI肌診断を導入
アプリでは簡単なカウセリングと顔写真撮影で肌測定ができる

Noveraの「skinsense」は化粧品ブランドや小売店などを対象にAI肌診断を法人向けにカスタマイズして提供している。肌診断で取得した分析データにより的確な顧客にアプローチできる。

Noveraは他人との肌状態の類似を基にした化粧品レコメンドの特許を取得しており、似た肌データのユーザーの行動情報(購買データ)をAIが学習・分析し、ユーザー1人ひとりに最適な「おすすめアイテム」を予測して提示できるという。ECサイト上に肌診断を設置することもでき、ECサイトの会員IDやLINE IDと連携することで1人ひとりに合わせたパーソナライズマーケティングも実現できるとする。

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