LINEヤフー、法人向け「LINE通知メッセージ」を大幅刷新。発送関連、注文完了のお知らせなど拡充+新API提供+新料金まとめ

LINEヤフーは6月16日に「LINE通知メッセージ」をリニューアル、法人向けに新たな機能や料金プランなどの提供を開始した。
「LINE通知メッセージ」は、荷物の配送予定や公共料金の案内などを企業の「LINE公式アカウント」から送信できるサービス。企業が保有する電話番号とLINEに登録されているユーザーの電話番号をマッチングすることで、友だち追加されていないユーザーにもメッセージを配信できる。LINEヤフーの審査を通過している「LINE公式アカウント」(認証済アカウント)に限定するなど、一定の条件を満たした企業のみが利用可能。
「LINE通知メッセージ」のリニューアルの詳細は次の通り。
1. 利用用途の拡大
「LINE通知メッセージ」経由で配信できるメッセージはこれまで22種類に規定していたが、約70種類へ拡大。新たに発送関連や会員登録完了、注文完了のお知らせなどの通知ができるようになった。今後もユーザー・企業双方のニーズを踏まえながら、随時拡大予定としている。
2. 新APIの提供
審査やフォーマット作成の工数削減を実現し、スピーディーに導入が可能になったという。
現行APIの場合、メッセージのフォーマット(テキストやレイアウト)を各企業で作成し、個々にUXの審査が必要だった。新APIではLINEヤフー規定のテンプレートを用途別に用意し、UX審査なしで簡単にメッセージを作成できるようにした。
用途に適したテンプレートを選択した上で、項目に沿って情報を登録するだけでメッセージを作成できる。サービス導入までの時間が最大15営業日短縮されるとしている。
3. 料金プランの変更
予算の変動が少なく、導入を検討しやすい料金プランに変更した。企業の予算や目的に応じた3種類の新しいプランの提供を開始。予算変動が少ない月額固定の料金プランにリニューアルした。料金プランは次の3種。
- エッセンシャルプラン(月10万通まで):月額50万円
- パフォーマンスプラン(月100万通まで):月額200万円
- アンリミテッドプラン(月1000万通まで):月額1000万円
規定の通数を超えた場合、追加メッセージとして、各プランごとに設定された従量課金が適用される。現在「LINE通知メッセージ」を利用している企業には、新プランの検討・移行期間(約1年)を設ける。